WBC 日本 準決勝進出!
WBC2次ラウンドで日本は再度キューバを破り、準決勝進出を決めた。
昨日、韓国に完敗したから、序盤は重苦しい空気が流れていた。
イチローのバットは2回の打席でも火をふかず、イチローがこんな調子では負けるのではないかと気が気ではなかった。
岩隈は前回の松坂同様、強打のキューバ打線を完璧に抑え込んだ。この好投が日本に勝利をもたらした。本当にすばらしい!6イニング投げて、先頭打者をことごとく打ちとるので、安心して見てられる。ヒットは何本か打たれたが、いずれも2アウトをとった後。ピンチは1回しかなく、それも次のバッターをフォークで三振にとり0点に抑えた。
4回表の2点はラッキーだった。1アウトで打撃好調の青木がヒットで出た後、昨日は2本いい当たりをしていた稲葉がライトオーバーの2塁打を放つ。これで待望の先取点が入ると思っていたら、三塁の高代コーチは青木を止めてしまった。ううーん、ホームへつっこんでもセーフだったように見えたが。嫌な予感がしてきた。
果たして、続く村田は浅いセンターフライで2アウト。粘った小笠原もセンターフライ。ああー、やっぱり点が入らないかと思った瞬間、センターがいったんグラブに入ったボールを落とした。もう、嬉しくて、手を何度もパチパチたたいた。野球の応援でこれほど興奮したのは3年前、韓国との戦いで代打の福留が2ランホームランを打ったとき以来。
5回にもまた青木のセンター前ヒットで1点追加。そして、7回には13打席ぶりにイチローがヒットを打った。前の打席、四球で出た岩村をバントで送ったが、小フライを三塁手にダイビングキャッチされ、危うく岩村もアウトになるところだった。体がのけぞるような球をバントをすることはないのに、イチローはだいぶ追い込まれている感じでプレーにまったく余裕がない。これを見て、イチローがこんなに元気がないと今日は最悪の事態になるのではと直感的に思った。
でも、勝利の女神は岩隈の見事な投球に感動して日本に味方してくれ、イチローにもヒットを打たせてくれた。ランナー1、3塁となり、発熱のため休んでいた2番中島はきっちり犠牲フライをレフトにあげ、岩村をホームに返した。これで4点目。中島は本当にいい仕事をする。プレッシャーのかかる場面で、日頃の練習により会得したフライを打つ技術を当たり前にようにみせるのだからたいしたもの。満足げな笑顔がとてもいい。
イチローの復活をみせつける一打が9回に出た。目の覚めるようなライナーがセンターの頭を越えていく。そして、このイチローの三塁打をまたしても青木のヒットで得点にする。青木はこれで5打数4安打2打点。まったく頼りになる三番バッターである。
さあー、明日は4度目の韓国戦。今度は日本が勝って1位通過で23日のアメリカとの準決勝にのぞみたい。やってくれるだろう。がんばれ、日本代表!
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