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2009.02.02

美術に魅せられて! 心に響くミレーの農民画

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昨日の新日曜美術館は1/6にオープンした山梨県立美術館・ミレー館を紹介していた。ここはミレー(1814~1875)の‘種をまく人’を所蔵していることで有名だが、昨年あらたに‘眠れるお針子’を購入したのを機にミレーの作品だけを展示する特別の部屋をつくったそうだ。

一度訪問し自慢のミレーコレクションをみているから、再度クルマを走らせることはないと思っていたが、‘眠れるお針子’はぱっとみるとクールベの描く女性を彷彿とさせるので、ちょっと心が動く。背中をポンと押してくれるいい企画展があれば、また訪問するのだが。

代表作のひとつ‘種をまく人’を日本の美術館がもっているのはとても誇らしいこと。そのおかげでミレーのいい作品が海外の美術館からよくやってくる。84年に‘ボストン美蔵のミレー展’(日本橋高島屋)があったし、03年にはBunkamuraで‘ミレー3大名画展’が開催された。

このビッグな展覧会に加え、オルセー、ボストンにも出かけたから、ミレー作品は相当数見た。では、のめり込み度はどのくらいかというと、モネを100%とするとミレーは70%くらい。お気に入りは次の4点。

★落穂拾い(1857) : オルセー(上の画像)
★糸紡ぎ女(1968~69) : オルセー(真ん中)
★春(1968~1873) : オルセー(下)
★干草の山(1968~1873) : メトロポリタン(拙ブログ08/5/11

‘落穂拾い’、‘晩鐘’、‘羊飼いの少女’、‘糸紡ぎ女’をBunkamuraで見たときはここはオルセーかと錯覚した。まさに空前絶後の展示。日本に居ながらミレーの名画が鑑賞できるのだから、夢のような体験だった。

‘種をまく人’(ボストン美、山梨県美)や‘晩鐘’より‘落穂拾い’のほうが絵の前にいる時間が長い。手前で黙々と落穂拾いをする3人の農婦だけでなく、その向こうで作業をする農民たちがじつにリアルに描かれている。この近景と遠景の対比に惹きつけられるのは‘干草の山’でも同じこと。

愛らしい表情をみせる若い女性を描いた作品も胸をうつ。動きの描写が巧みな‘糸紡ぎ女’だけでなく、ボストン美蔵の‘羊飼いの少女’にも限りなく魅せられる。

農民画というよりは風景画の‘春’はまだお目にかかってない。どういうわけか、ルーヴルでもオルセーでも縁がなかった。で、昨年の二度目のオルセーではリカバリーするぞ!と目に力を入れていたのに、またもふられてしまった。早くあの虹が見たい!

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