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2009.01.06

世界‘カイテンズシ’戦争 寿司 vs Sushi

267昨日のNHKスペシャル、世界‘カイテンズシ’戦争 寿司 vs Sushiはおもしろかった。

現在、日本の回転寿司のような店は香港、台湾、インドネシア、アメリカ、ハワイ、イギリス、アイルランド、ベルギー、ロシア、ドバイなどにあり、その数はどんどん増えているそうだ。

番組では日本の大手回転寿司チェーン、元気寿司とイギリスのYO!SUSHIの世界戦略にスポットを当て、日本が生んだ寿司という食文化がこれから世界の人々にどのように受け入れられていくかを探っていた。

寿司は好きな食べ物だが、定期的に回転寿司に出かける習慣がなく、4年前大船の人気店で食べたきりで、回転寿司からは遠ざかっている。だから、元気寿司という店は知らなかった。

この大手チェーン店は15年前海外に進出し、今や香港、台湾、アメリカなどに250店あるという。一方、イギリスのYO!SUSHIの回転寿司は1990年代から普及し、現在は60店あり、ベルギー、ロシア、さらに最近では中東のドバイ(左の写真)にも進出している。

日本のチェーン店がアジアで店舗展開をしているのはおおよそイメージできるが、イギリスではまったく日本とは違うSushiが一般的になっていた。これは新鮮な驚き!
YO!SUSHIを15年前に創業したサイモン・ウッドロフ氏はその前はショービジネスで生きていた人。日本で寿司がレールにのってぐるぐる回るのをみて、‘これはショーだ、回転寿司は世界中でヒットする。しかも俺の得意分野!’と起業の成功を直感的に確信したという。

店内にはジャパンの香りはなく、にぎりロボットは客に見えるように配置され、明るい照明と色鮮やかなインテリアは近未来的な空間を思わせる。‘ただ食べて美味しいだけではダメ、非日常的な雰囲気で客を楽しませ、more than sushi!(日本の寿司をこえる)を実現する’とウッドロフ氏は熱く語る。

ここのSushiは日本の寿司とは随分違う。人気は巻きずしタイプのRoll、ロール。海苔は外にはみせず中にあったり、エビフライをはさんで輪切りにしたものとかいろいろある。これにマヨネーズをかけたりする。どうみても日本の寿司とは別物という感じ。

もとフランス料理をやっていた若いシェフがおもしろいことを言う。‘日本の寿司はシンプル、でもここではバラエティのある食材と味が大切、ロールはライスサンドイッチ!’。日本の寿司はライスサンドイッチか!なるほどネ、これはわかりやすい。

ショーを演出する店舗空間とNew Sushiでヨーロッパ市場での優位を築き、中東、アジア、アメリカ市場に水平展開するというのがYO!SUSHIの世界戦略。当然、元気寿司を抜くことを考えている。そう簡単にことが運ぶとは思えないが、元気寿司より先に進出したドバイでは結構客が入っているようだ。

今、魚の値段が高騰しているから、両社は安い食材を大量に仕入れることに奔走している。YO!SUSHIが中国で養殖ザリガニを仕入れれば、元気寿司も同じく中国から高級アワビ(これも養殖)を大量に買いつける計画を進めている。

これから世界規模で‘カイテンズシ’の熾烈な競争が繰り広げられる。果たして、10年後、市場を制しているのは日本のチェーン店かYO!SUSHIか?

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