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2009.01.21

ワシントン・ナショナル・ギャラリーのリカバリーしたい名画!

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オバマ新大統領の就任式に全米からワシントンにやってきた200万の大群衆をみると、この新しいリーダーに米国民がすごく期待していることがわかる。かれらだけでなく日本だってヨーロッパだって中国だって皆期待している。

多くの人が望んでいるのは経済危機からの早期脱出。だが、これは相当難しい。これから雇用を創出するための具体的な政策が打ち出されるだろうが、実行のラグがあるから、まだまだ苦難の時期が続く。経済再生チームには豊富な経験と高い知識をもった有能なスタッフが集められているだろうから、効果的な政策をスピーディに実施してくれることを願うばかり。

連邦議事堂からナショナルモールの反対側にあるリンカーン記念堂までの光景は昨年3月にみたばかりだから、すぐイメージできる。新聞には縦長の航空写真が載っているが、50万人の聴衆が埋め尽くすとこういう感じになるのか!とにかくすごい数の人である。あの広くて静かなモールが一変し、人々の熱い期待と希望がうずまく野外劇場と化している。なんだか、その場にいたくなった。

そして、ナショナル・ギャラリーで見た名画が次々と目の前に現われてきた(拙ブログ08/4/10)。まったくすごいコレクションだった。ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ラ・トゥール、フェルメール、レンブラントなどの作品がずらっと揃い、マネ、モネやルノワールらの印象派、マティス、ミロといった近代絵画の傑作も所狭しと展示してある。

昨年暮れのレビューのときセザンヌ、マネ、ゴーギャンを追加で紹介したが、今日は胸をふくらませていたのに、無情にも対面できなかった女性の絵を3点、取り上げた。
★フラゴナールの‘読書する娘’(上の画像)
★ゴヤの‘サバーテ・ガルシア’(真ん中)
★モディリアーニの‘子供を抱いて座るジプシーの女’(下)

モデイの絵はどこかへ貸し出されていたのかもしれないが、フラゴナール(1732~
1806)とゴヤ(1746~1828)は館内の改修工事のため見れなかった。スペイン、フランス、イギリス絵画コーナーにある作品はごく一部が他の場所で展示してあるだけ。‘読書する娘’も‘サバーテ・ガルシア’も見たい度では一、二の絵だったので、残念無念といったところ。

フラゴナールというと、ロンドンのウォーレスコレクションにある‘ぶらんこ’とこの絵を見ないと到底済みにならない。なんとかリカバリーしたい。ゴヤがその美しさに一目惚れし自ら肖像画を描かせてほしいと申し出たと言われるのが‘サバーテ・ガルシア’。‘ポンテーホス女公爵’よりはこちらを先に見たかった。

アメリカの美術館で楽しみにしていたのが、ロートレックとモディ(1884~1920)の絵だったが、ロートレックは予定の作品をほぼ目のなかにおさめ大満足だったのに対し、モディはこれを見逃したから嬉しさも中くらい。一度に欲張りすぎてもいけないので、次回のワシントン訪問で思いの丈を叶えたい。

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