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2009.01.30

もう一度見たい台北故宮の名品!

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二日前の新聞に北京と台北の故宮博物院が今後交流を活発にしていくという記事が載っていた。この秋、台北で行われる清朝・雍正帝の特別展には北京の収蔵品が展示されるという。

台北の故宮は昨年大改築が終了し、展示の仕方が大幅に変わったというので久し振りに訪問しようと思っていたところ。で、今この交流展目当てで80%台湾を旅行する気になっている。

北京観光で紫禁城のなかは見たが、博物院には入ってない。普通のツアーではここは見学しないから、お宝の具体的なイメージがない。でも、昨年江戸東博で王義之の有名な書をみたように、中国文化を代表する文物が沢山ある(約150万点)のだから、一度はじっくり見てみたい。

現在、北京ツアーで故宮が組み込まれているものがあるのだろうか?その可能性はなさそうだから、紫禁城をぐるぐるまわるとき、いつもの手でそこから離れて別行動で博物院をみるしかないかもしれない。

台北の故宮は92年、訪問した(上の写真はその頃のもの)。17年前だから、どこをどう入って、どう回ったかはすっかり忘れている。美術品(約65万点)が展示してあるのは右の建物だったはずだが。

当時関心があったのはやきものと事前に情報を仕入れていた翡翠や象牙の置物とか小さな胡桃をくりぬいてつくった珍玩。だから、書とか水墨画なども見たことはみたが、感激の度合はやきものなどに比べる小さすぎるほど小さかった。当時は美の壺をまったく知らないから、まさに‘猫に小判、豚に真珠’。

真ん中は息を呑んでみた‘黄地粉彩瓶’(清時代、乾隆窯)。‘中国陶磁を見るならまず故宮へ行け!’といわれる通り、ここには一級の名品がずらっと揃っている。やきものの鑑賞でこれほど感激したことはほかにない。やはり本場のやきものはすごい!

これと同じくらい興奮したのが下の翡翠の置物‘翠玉白菜’(清時代、光緒帝)。故宮へ行かれた方は誰もがこの翡翠の白菜にびっくりされるのではなかろうか。こういう緑と白がうまい具合にまじりあった翡翠をみつけてそれを何年もかけては白菜のかたちに彫っていくのだから、もう神業的!

しかも、緑色のところにはキリギリスまで彫られているのだから参る。ホータン玉の名品もいくつもあるのだが、白菜の印象が強すぎて、どれを見たか覚えてない。

今度故宮へ出かける際、必見リストのなかに貼り付けておきたいのは水墨山水画。例えば、郭熙の‘早春図’、范寛の‘谿山行旅図’(ともに北宋)、夏珪の‘渓山清遠’(南宋)、黄公望の‘富春山居’(元)など。また、書についても、名品がどっとあるのだから、それらにすこしでも近づけるように情報収集のピッチを上げようと思っている。

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コメント

http://www.npm.gov.tw/ja/visiting/exhibit/exhibit_03.htm
こちらで展示予定はチェックできますよ。台北故宮の公式ホームページです。

投稿: あーうる | 2009.01.30 22:47

to あーうるさん
いつもアシストしていただいて、有難うござい
ます。本当に助かります。これで秋の特別展の
情報がゲットできそうです。

記事によると、乾隆帝が熟愛した‘三希’と呼
ばれる王義之(台北)、王献之、王珣(北京)
の書を来年以降、台北でそろって展示すること
も検討されているとのこと。故宮から目が離せ
ません。

投稿: いづつや | 2009.01.30 23:53

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