レッドソックス、レイズに大逆転勝利!
今日行なわれたアリーグ優勝決定シリーズ第5戦、レッドソックス対レイズはまさに筋書きの無いドラマだった。
リーグチャンピオンに王手をかけた岩村のいるレイズが先発の松坂からホームラン3本で5点をとり、7回にも2点追加して7-0で大量リード。この展開なら誰だって、レイズの勝ちを予想するだろう。
ところが、7回の裏からレッドソックスが大反撃に転じた。まず、7回に三番の強打者オルティーズの3ランホームランなどで4点返し、3点差とした。続く8回の攻撃もすごい。バッティングセンスのいいドルーが狙いすましたようにライトスタンドに2ランホームランをたたき込むと、2アウトから2塁打を放ったコッツィを一番のセンター、クリスプがライト前ヒットで返し、同点に追いついた。もう流れは完全にレッドソックス。
同点となって迎えた9回表、レイズは1アウト1,2塁で勝ち越しのチャンス。が、このピンチを5番手投手のマスターソンが3回にホームランを打っている3番のペーニャを内野ゴロのダブルプレーに仕留めた。こうなると、レッドソックスのサヨナラ勝ちの雰囲気がでてきた。果たして、その裏2アウト1、2塁からふたたびドルーがライトオーバーのサヨナラタイムリーを放ち、劇的な幕切れとなった。
これだから野球はおもしろい。レイズが7点とり勝利を確信しすぎて、気を緩めすぎたから?でも、残り3イニングで8点もとられるとは思わないだろう。レッドソックスにとっては最後まで勝ちをあきらめず、チーム一丸となって勝ち取った勝利だから、残り2試合にもいい影響を与える1勝かもしれない。
この大逆転はシリーズの流れを変えるような気もするが。もちろん、明後日の試合はレイズの本拠地タンパベイで行われるから、レイズの優位は変わらない。しかし、もし、6戦をレッドソックスがエース、ベケットで勝ってタイに持ち込むと、7戦では左腕のレスターも前回の雪辱を期して頑張るのではなかろうか。
となると、レッドソックスがワールドシリーズ連覇へ向かって前進できるかどうかはエース、ベケットの右腕にかかっていると言っても過言でない。さて、どうなるか?今年調子の上がらないベケットが大一番に意地をみせるか、それとも勢いのあるレイズ打線にまた打ちこまれるか。予想は7:3の割合でレイズのリーグ初制覇。7戦までいかない。当たるだろうか?
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