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2008.07.20

累計アクセス数100万を突破! シリーズ 美術に魅せられて! お気に入り美術本(西洋美術)

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拙ブログは本日、累計アクセス数が100万を突破しました。04/11/25に書きはじめてから、3年8ヶ月目に当たります。一日のアクセス数は開始したころと較べると随分増え、現在は1500を越えるアクセスがあり、書いている本人が驚いております。

今年の5月13日には21,339アクセスという何かデータが間違っているのではと疑いたくなる異常値が発生し、一体どのくらいの人がどの記事を見ているのか一日中アクセス分析ばかり見ていました。これは例外的な数字ですが、常日頃、拙ブログを見ていただいている方々に対しまして心から厚く御礼申し上げます。これからも宜しくお願いします。

いつも皆様と感動を共有していきたい美術関係を中心とした文化現象について、どんな取り上げ方をするとより楽しくなるか、あれこれ考えているのですが、本日は節目の日ですから、これから立ち上げる美術記事の概要を少しお話しようと思います。

拙“いづつやの文化記号”は大半が美術の記事ですが、これを今後は次の3本立てにします。
①展覧会鑑賞、美術館訪問、TVの美術番組などの感想記(通常ルーティン)
②シリーズ 美術に魅せられて!(不定期、随時)
③シリーズ もっとみたい巨匠の名画!(不定期、随時)

②の“美術に魅せられて!”は展覧会、美術館の紹介以外の美術についてのおしゃべりです。このなかには、例えば、“お気に入り美術館ベスト5”、“好きな風景画・女性画ベスト5”といった通常の展覧会感想記ではあまり膨らませられない記事を独立させて自由に書いてみようというものです。ネタは限りなくあります。ただ、とってつけたような美術の話にするつもりはなく、あくまでブログ(日記)の性格を踏まえ、日々の美術体験をベースにしてテーマを考えたいと思います。

ここでは、またMyミニ画家論、東西美術比較論を書くつもりです。これまで次のようなものを書きました。
★若冲のここが好き!その一、二、三、四、五(06/8/17
★文正の鳴鶴図 vs 雪舟の秋冬山水図(07/8/23
★伴大納言絵巻とマザッチョの楽園追放(06/10/16
★川端龍子名作展(07/2/7
★伊藤若冲とカラヴァッジョ(07/12/17
★広重とマンテーニャのシュール感覚に驚愕!(08/6/10

③の“もっとみたい巨匠の名画!”は過去に一度書いた“もっとみたい応挙・芦雪の名画!”(07/8/16)を本格的にスタートさせようというもので、手元の追っかけリストの作品を全部披露します。日本画の巨匠たちの代表作は沢山画像にしましたから、残っているのは少なくなってきましたが、西洋画の場合、画集にはまだまだ見たい名画が数多く載っています。皆様の心を揺すぶる作品が多くあるといいのですが。

で、本日は“美術に魅せられて!”を早速はじめます。一回目は“お気に入り美術本(西洋美術)”

展覧会での一番の楽しみが追っかけ名画との対面なので、その名画が載っている美術本の収集に余念がない。世界的に有名な絵を知る方法は二つある。一つは本屋とか図書館に行けば見られる画集のページをめくること。

もうひとつは美術評論家や画商、コレクターのサークルに入って、表にはなかかなでてこない知る人ぞ知る傑作にお目にかかる。後者は専門家や通の世界だから普通の美術愛好家には縁がない。だから、本屋の棚にある画集をじっくり眺めるか、お金を払って重たい本を家に持ち帰るかである。

これまで、こうした画集は軽いもの、重たいものいろいろ購入してきたから、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ、新古典派、ロマン派、写実派、印象派、ウィーン世紀末、象徴派、表現主義、ラファエロ前派、キュビスム、フォービスム、エコール・ド・パリ、シュルレアリスム、未来派、ダダ、抽象絵画、現代アートなど西洋絵画の各分野の情報が一通り揃っている。それらを挙げてみると。

★世界 名画の旅 1~5(上、朝日新聞社 85~87年)
★週間グレート・アーティスト  西洋絵画の巨匠たち 全100冊(真ん中、同朋舎出版、90~93年)
★ラ ミューズ 世界の美術館 全50冊(下、講談社、92~93年)
★絵画の発見 全18巻(学研、91~93年)
★NHK日曜美術館 名画への旅 全24巻(講談社、92~93年)
★西洋絵画の巨匠 全12巻(小学館 06~07年)
★岩波 世界の美術 全25巻(岩波書店、00~05年)
★ニュー・ベーシック・アート・シリーズ 全65冊(TASCHEN、00~08年)

このなかで頻繁にみているのが“週間グレート・アーティスト”と“ラ ミューズ”。この二つはページも少なく、画家の代表作中の代表作や美術館自慢の名作が載っているからとても重宝している。1、3月の海外美術館めぐりではこれと“世界 名画の旅”、“絵画の発見”の図版をコピーしまくって必見リストを作成した。

とくに“ラ ミューズ”ははじめての美術館を訪問ときはすごく役立つ。今度、講談社は新しい“世界の美術館シリーズ”(週間)を発行したが、これから世界の美術館をまわろうと計画されてる方にはもってこいの本であることは請け合い。“ラ ミューズ”でカバーされなかった美術館は当然購入の予定。

現在、“岩波 世界の美術”とTASCHENの“ニュー・ベーシック・アート”を一冊々精力的に読んでいる。どちらも情報量が多く、なおかつすごく面白い。日本の美術評論家は西洋画家の画業を解説するのは上手だが、画家本としては深みがなく、また読んでみようという気にならない。

それに較べると、欧米の一級の美術史家が書く画家物語は小説を読むような面白さがある。また、実証分析が丁寧で、先行作品などを丹念に調べているから、画風の変遷などがよく頭の中に入る。で、全部とはいかないが、折に触れこれらの本を紹介していきたい。

なお、“お気に入り本”を更新したので、ご参考までに。

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コメント

100万アクセスおめでとうございます
100万人って、本当に凄いですね

いづつやさんの美術に対する感動や知識への記事に、多くの人が寄ってくるのでしょうね
私も書き込みはほとんどしませんが、いつも読んでいます

これからも、おおいに楽しみにしています

投稿: えみ丸 | 2008.07.21 16:12

100万アクセス、おめでとうございます!
陰のファンが多いということですよね。私も陰の大ファンです。
いつづやさんの芸術論は、いつも作品に対するやさしさや情熱を感じます。
先日、友人から、シカゴ美術館で開催された「ホッパー展」の図録を見せてもらったのですが、すばらしかったです。
なぜだか、ホッパーを代表する「ナイトフォークス」だけが、シカゴ美術館蔵なんですよね。
シカゴ美術館は、「ナイトフォークス」だけでなく、すばらしい作品がたくさんありますね。

投稿: Yuko | 2008.07.21 18:37

to えみ丸さん
いつも見ていただいて有難うございます。
アクセス数が100万になっちゃいました。
書いている本人が一番驚いてます。

いつも、さっと読めて、画像が楽しめる記事
にしようと心がけてます。拙文はすぐ忘れて
いただいて、名画だけを記憶に長くとどめて
いただくために画像の選択に時間をかけて
ます。

これからは“美術に魅せられて!”で美術に
関する諸々のことを自由に(時にはズバッと)
書いてみようと思ってます。

共感していただける記事が多くあると嬉しい
のですが。これからもよろしくお願いします。

投稿: いづつや | 2008.07.21 18:58

to Yukoさん
大変有難いことにアクセス数が100万を
超えました。見ていただいている方々に
感謝々です。

シカゴ美のホッパー展の図録を見られまし
たか!展示作品をみられてお分かりのよう
にすばらしい大回顧展でした。そのなかでも
シカゴ美がもっている“ナイトホークス”
は群を抜いていいですね。大感激でした。

シカゴ美のコレクションは記事にも沢山紹介
しましたが、全くすばらしいですね。スーラの
代表作はあるし、カイユボットの思っても
みなかった傑作に会えたりで、一生の思い出
になりました。

投稿: いづつや | 2008.07.21 19:34

こんばんは。
100万回アクセスおめでとうございます!
今後の明確な方針が素晴らしいですね。
ますますのご活躍をネットの向こうから期待しております。

投稿: meme | 2008.07.21 19:57

祝!!百万回アクセス!!
いづつやさんの、素晴らしい記念に
お祝い申し上げます!

こちらで日本にいながら海外の素晴らしい美術館や、
日本にいながら、知らない日本の美術館の多いことや、
あらゆる美術の様々なことを教えて頂いています。
これからも、沢山いづつやさんに教えて頂けることを
楽しみに致します。
これからも変わりない、ご活躍を祈ります。

投稿: あべまつ | 2008.07.21 21:13

to memeさん
1週間前からカウントダウン体制に入ってました。
で、新しいシリーズをいろいろ考えて、二つを
スタートさせることにしました。

展覧会の感想を書くときは出品作以外の絵は原則
出さないことにしています。これからは、まだ見
てない名画の紹介とか、今まで見た作品同士
の響き合いにスポットをあてるつもりです。
率直なご意見をまたお聞かせください。

投稿: いづつや | 2008.07.22 00:30

to あべまつさん
100万アクセスになっちゃいました。
節目の大台を超えましたから、新シリーズを
はじめようと思います。

あべまつさんに以前コメントしていただいた
名画のコラボレーションを目いっぱい探し出し、
紹介するつもりです。そして、手元の画集を
総動員して、まだ見てない名画をどんどん
アップします。

名画と自由にコミュニケーションし、そこに
皆さんを引き込もうという作戦です。大いなる
妄想に終わるか、楽しく共振できるか?
少しだけ期待しておいてください。

投稿: いづつや | 2008.07.22 01:23

おお、100万アクセスおめでとうございます!
当方は解析開始以来73000ですからいづつやさんとは雲泥の差があります。
そんなにも御覧になられる方が多いということは、美術館関係者もそうとうご覧になって運営の参考にされているのではないでしょうか。
これからもよいものはよし、悪いものは悪いとはっきりとした姿勢での展覧会評を期待しております。

投稿: oki | 2008.07.22 23:12

to okiさん
こんばんは。アクセス数が100万の大台に乗り
ましたから、心機一転、更新に励もうかと思い
ます。

美術館関係者は見てられるでしょか?最近は美術
ブロガーの評価を気にしている美術館もあるよう
ですから、何人かは見られているかもしれませ
んね。

ガソリン価格、食べ物など諸物価があがってます
から、展覧会鑑賞に使うお金は皆さん確実に節約
志向になりますね。

となると、フェルメール展、コロー展、対決ー巨匠
たちの日本美術展は出かけるとしても、ほかはパス
といったことは当然起こりますね。チラシの文句
と内容が合ってない企画展には人は集まらないでし
ょうね。人気の展覧会がある一方で、会場がガラガラ
の展覧会もあるという二極化現象になります。

東京ディズニーランドのように美術館も固定客獲得
の方策をいろいろ打ち出さないと、運営がうまくい
かなくなるのではないでしょうか。このあたりの
ことは新シリーズの“美術に魅せられて!”で
しっかり取り上げたいと思います。

投稿: いづつや | 2008.07.23 00:01

いつも拙いことばかり聞いてもうしわけありません。

美術雑誌、美術本を読み始めましたが、おっしゃるように心に響くような解説もあれば、つまらない解説もたくさんあるようです。
週刊 西洋絵画の巨匠。現在発売中なので入手しやすいので少しずつ読んでますが、私のような初心者にはためになるようです。ただ、今人気の脳科学者が苦労して言葉を紡いで解説しているコーナーは、固すぎていただけないなあ、と思ったりします。

雑誌を読んで本物をみたいなあ、とおもえば、東京の展覧会では結構な数みることができるので、その便利さに感謝するのみです。

それと、美術館というのに行き始めて初めて知ったのですが、女の人の多いこと。会場や喫茶部で話を聞くともなく聞いていると、東京以外の関東の各県からも来られているご様子。昼間懸命に仕事している御亭主とは話がかみ合わないんじゃないかなと思ったりもします。

でも、そういう人たちが美術館を支えているのですねえ。また、優れたアートはそれだけの価値有りと言うことも理解します。私も今では関西方面へ遠征したくなっていますから。

御指摘のようにアートを巡るというのは一生楽しめそうです。

投稿: ミネラル | 2009.06.18 10:33

to ミネラルさん
週刊○○シリーズのような安くてコンパクトに
名画が載っているのが、いいですね。このとき
注意したほうがいいのは、まだ見ていないのに
解説文を熱心に読んでもあまり意味がないという
ことです。

何処の美術館にあるとか、国宝・重文作品だ
とか、こういう情報のみ頭に入れた方がいいと
思います。そして、好きな絵があれば、いつか
会えるようにと願って、その画像を見続ける。

そうすると、ミューズが会わせてくれます。
とにかく作品を観る前から、美術史家の文章を
頭の中に詰め込むのはやめて、いつも白紙の状態
で絵と向かい会うほうがサプライズがあります。

投稿: いづつや | 2009.06.19 00:32

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