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2008.06.12

バウハウス・デッサウ展

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現在、東芸大美術館で行われている“バウハウス・デッサウ展”(4/26~7/21)はちょっと当てが外れた。出品作241点のなかにカンディンスキーとクレーの絵がいくつも含まれていると勝手に思い込み、これを見るのを楽しみにしていたのである。勘違いもいいところ!

目の前にあったのはA4サイズの紙が4つもはいる大きなチラシにびっしり載っていた椅子、テーブル、照明器具、建築模型などが中心。カンディンスキーやクレーの絵はあることはあるが学生たちが使うテキスト用だから、目を輝かせてみるほどのものではない。

建築やデザインの世界で大きな影響を与えた美術学校の活動に焦点をあてた展覧会だから、ここに足を運ぶ人は建築に興味を持っている人とか、実際に建築・デザインの仕事をしている専門家、あるいは美術学校で勉強中の建築家やデザイナーの卵なのだろう。どれにも当てはまらないのだが、1400円も払ったから少しは見ておこうと30分ばかりいた。

上は1926年、グロピウスの設計によりデッサウに建てられたバウハウスの新校舎。今ならこういう建物はごく見慣れたものであるが、当時人々は過剰ともいえるほどお飾りをいっぱいつけた伝統様式の建築物に囲まれて住んでいたから、こうしたデコレーションが一掃された機能主義の校舎の出現に相当なショックを受けたに違いない。

バウハウスが提唱する機能主義というのは目的に合うように設計すれば、おのずと美しいものができるという考え方。ここに集まった優秀な教授たちは次々と近代生活のためのデザインを生み出していく。現在、われわれの身の回りにあるスチールパイプの椅子などが(真ん中の画像)、この学校で最初に作られた。

入れ子のようになった4つの置き台が面白かったから、家に帰って話すと隣の方は“私は知っていたわよ”と軽く言われた。デザインの流れにだいぶ遅れているようだが、残念ながらこのタイプのものを見たことがない。もう一つ魅せられたのは下のゆりかご。シンプルな形と赤、黄色の組み合わせがいい。これぞ機能美!

会場には初代校長グロピウスの校長室が再現されていた。また、古い舞台映像が上映されていたので、しばらく見て退場した。

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コメント

いづつやさんにはあてが外れましたか。
産経新聞主催ですからまあまともな展覧会を期待するほうがおかしいのかも。
そのことは変形版のカタログによく表れていますね!
バウハウスが舞台にも関心があったとは一つの収穫でした。
芸大コレクションのほうがいづつやさんにはあっていたかな?

投稿: oki | 2008.06.12 23:33

to okiさん
大きなチラシに載っている作品の通りでしたね
。一枚ものにカンディンスキーの横顔が使われて
いたので、いい絵を見せてくれるのかなと過剰に
期待しました。こちらのミスでした。

いかにもイラスト、デザインをやっている感じの
若い方が多かったですね。建築物そのものを見る
のは好きですが、展覧会で模型をみる気は全然
ないので、絵だけが狙いで1400円払いました。
もっと内容をチェックすべきでした。

芸大コレクションは1期に見ましたので、今回は
パスです。

投稿: いづつや | 2008.06.13 23:02

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