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2008.06.25

日本画満開~牡丹・菖蒲・紫陽花・芥子~

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現在、山種で開かれている“日本画満開~牡丹・菖蒲・紫陽花・芥子~”(6/14~
7/27)は日本画のなかでとくに花の絵がお好きな方にとって、ご機嫌な展覧会かもしれない。ここは例年春に“さくら”の絵を一挙に公開するが、今回は牡丹、菖蒲などを50点展示している。

風景画の場合、絵のサイズが絵に対する満足度を左右することがあるが、花の絵では画面の大きさがあまり関係なく小品でも心に響くことが多い。一番奥のところに飾ってある奥村土牛の“てっせん”は小さな絵だが、とても魅せられる。

上は杉山寧の“朝顔図”。杉山寧の作品はエジプトのスフィンクスのように強い色調で神秘的な雰囲気を漂わせるいものが多いが、この朝顔はとてもやさしい絵。日本画では花を描くことは基本だから、自分の描きたい画題を自由演技として描くときは個性が思い切りでるのに、規定演技の花の絵では描き方が似てくる。

“蓮”は真ん中の小林古径と土牛(拙ブログ05/7/6)の2点。古径は果物や花の絵を沢山描いており、3年前、東近美が主催した回顧展でみた名作の数々が目に焼きついている。今回出ている“蓮”は“菖蒲”とともにお気に入りの絵。目を楽しませてくれるのはピンクの大きな花びら。美しい線描とすっきりとした構図。古径は本当に大きな画家である。

梅雨の季節になると思い出すのが山口蓬春の“紫陽花”。最近、葉山の記念館にご無沙汰しているので、ここで大好きな紫陽花の絵を楽しませてもらった。牡丹の絵は全部で12点ある。菱田春草、安田靫彦、古径、川端龍子、土牛、福田平八郎(2点)、速水御舟(3点)、杉山寧。それこそ“オールスター牡丹の競演!”といったところ。

牡丹を描くのは大変難しい。だから、皆挑戦するのだろう。加山又造は“村上華岳の牡丹は絶品!こんなに上手くはとても描けない”と語っている。下は御舟の“牡丹花(墨牡丹)”。御舟の花の絵ではこれに魅せられているから、いつも感心しながら眺めている。

久しぶりの花尽くしに上機嫌。真ん中の展示室に田能村直入の“百花”が展示してある。ここに描かれた花を見ているだけで気分は花園モード。見てのお楽しみ!

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