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2008.02.16

世界遺産 モン・サン・ミッシェル

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世界遺産 モン・サン・ミッシェル観光はこのツアーの目玉。ノルマンディ地方の西の端にあるこの人気観光スポットへ到達するのにパリからバスで4時間半くらいかかる。高速道路を時速100~110kmで走行し、途中一回のトイレ休憩を極力短くしてもこのくらいかかるのである。現地には昼食、修道院観光で3時間滞在して、また延々パリを目指して高速を走り、夕食にありつくのは9時という具合。とにかく長いことバスのなかにいる一日だった。

モン・サン・ミッシェル(聖ミカエルの山という意味)は海(大西洋)に囲まれた小さな島。この岩山に修道院がそびえたっている。現地に着くまでは満潮時には島へはどうやって行くのだろうと興味深々だったが、陸地とは1.9kmの一本道でつながっていた。堤防がないときは海に浮かぶ城にみえ、神秘的な光景だったろうが、今は日本でいうと江の島のようなところ。

あまり近づくと島全体がはいる写真がとれないので、バスは駐車場へ行く前、絶好の撮影ポイントに止まってくれる。天気も良く、最高の写真が撮れた(上の画像)。こんなカッコいい修道院はほかにない!人気の観光地であることはここに立つとよくわかる。4時間半もかけてやってきた甲斐があった。真ん中の画像は島を大西洋側からみたもの。両サイドに駐車場がある道路を進入してきたのである。

修道院に入る前に昼食をとったので、その料理のことから。ここの名物はオムレツ(下の画像)。19世紀半ば巡礼者のためにはじめた宿屋の女主人がつくったのがこのスフレ状のオムレツ。ガイドブックにはこの料理について“名物のオムレツを味わおう”とあるが、美味しいとは書いてない。

そのわけは一口食べるとすぐわかる。まずいというのではなく、味がうすく、また食べたくなる料理ではない。ノルマンデイでは葡萄はとれないので、その代わりにりんごを多くつくっている。で、ビールではなくりんご酒を注文した。こちらはまあまあだった。

修道院が建てられたのは708年。大司教オベールは聖ミカエルから修道院を建てよというお告げを3回受け、小さな礼拝堂をつくったという。まもなくここは大規模な巡礼地となり、10世紀にはベネディクト会の修道僧が住みつくようになった。英国との百年戦争のときもこの島は侵略されることがない鉄壁な要塞と化し、また、フランス革命による修道院の解散から1863年までは監獄として使われた。1979年に世界遺産に指定されている。

院内ではロマネスク様式とゴシック様式の入り混じった迎賓の間、食堂、礼拝堂、納骨堂、列柱廊などを見て回った。夜になるとここはライトアップされるという。すばらしい景色だろうなと想像しながら、帰りのバスに乗り込んだ。一生の思い出となるモン・サン・ミッシェルを車窓からもう一度目に焼きつけた。

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コメント

潮の干満の影響で、ダイナミックに景観が変わるというだけの事で、安芸の宮島と、ノルマンデイーのモンサンミシェルとの区別が、つかない‘花’デス。

りんごのノルマンデイーには、北の自然の厳しさと怪しい迷路のような魅力!
内海の宮島は‘奇想天外な清盛の発想’の魅力!

いつも綺麗な、お写真をワクワク拝見してます。

投稿: 花 | 2008.02.22 20:39

to 花さん
モン・サン・ミッシェルは満潮になるとどう
やって島に行くのだろう?一時的に島は孤立
するのかな?などいろいろ想像を膨らまし
ていたのですが、いつも島のなかに入れるよう
にちゃんと道路ができてました!

天童よしみの“珍島物語”のイメージでこの
島をみてました。とにかく絵になる光景です。

投稿: いづつや | 2008.02.23 23:29

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