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2007.10.12

王子江絵画展

10銀座のギャラリーで“王子江絵画展”(10/7~10/20)をみてきた。

日本在住の中国人画家、王子江(おうすこう)さんの個展をみるのも今年で3回目。

会場の“ギャラリー青羅”(TEL:03-
3542-3473)は松屋とITOーYAの間にあるマロニエ通りを築地の方へ向かっていくと、4つ目の交差点の右角にある。ここへもすっと行けるようになった。展示の時間はAM11:00~PM6:30(10/20は5:00まで)。王子江さんは会期中おられ、来場者の応対をされている。

昨年の作品については、拙ブログ06/10/14に書いた。過去取り上げた王子江さんの記事にとべるようになっているから、王子江さんのことを詳しくお知りになりたい方は拙文を参考になさっていただきたい。

2年前からお聞きしていた回顧展の日程が決定したようなので、まずそのことから。“王子江絵画芸術展”は上野の森美術館で08/2/23~3/6に開催される。王子江さんが得意とする大作が中心の展覧会になるとのこと。王子江さんの描く大作をみたときの感動は半端じゃないから、今から開幕が楽しみである。

例年ギャラリーに飾ってある作品はあまり大きくない絵。今回も20点くらい。右はお気に入りの京都の街を舞妓さんが歩いているところを描いた作品。うしろ姿の舞妓さんに左から日が当たり、その影が右の家の戸口までのびている。木造の家の質感がほんとうによくでている。日本人の琴線に響く、心安まる絵である。

王さんは光の表現が実に上手い!お国の水郷地帯の情景でも、ヴェニスの運河でも、アラスカやイスタンブールの海上でも、光のあたる水面を墨線と色彩でやわらかく表現している。そして、画面構成が巧み。水郷の絵では遠景のさらっと描かれたうすい墨のところと手前にみられる部分的な濃い墨により、画面は奥行きのある空間になっており、じっとみていると小舟に乗って水郷を移動しているような錯覚にとらわれる。

今年も満ち足りた気分でギャラリーを後にした。

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» 王子江『天地斎徳 日月同明』を巡って [無精庵徒然草]
 以前、といっても数年どころではなく、十数年も前のこと、東京書芸館で歌川広重の『 [続きを読む]

受信: 2007.10.22 20:35

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