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2007.10.08

小澤征爾指揮 ベルリオーズ「幻想交響曲」

3今日は3時から6時までBS2の“サイトウ・キネン・フェスティバル2007”
(9/8)を聴いていた。

この番組は“TV太郎”をみて前から楽しみにしていたのではなく、朝刊で偶然見つけたもの。

演目がお気に入りのベルリオーズ作曲の“幻想交響曲”だったので、長時間、TVの前にいることになった。で、予定していた散歩は無し。

3時間もクラシック音楽を聴いたのは本当に久しぶり。長野県の松本市で毎夏行われる“サイトウ・キネン・フェスティバル”は今年で16回目になるという。最初の5年間くらいはNHKの音楽番組でよく観たが、最近はほとんど聴いてない。

番組の冒頭に流されたのがこのフェスティバルがはじまった92年に演奏されたブラームスの“交響曲1番”(3、4楽章)。当時、今より随分若かった小澤征爾が指揮するこの演奏を“すごい、すごい!”と大感激して聴いたの思い出した。カール・ベームの1番も心に響くが、サイトウ・キネン・オーケストラのすばらしい演奏も胸に深い感動がこみあげてくる。これでクラシックモード全開になった。

今年の最初の曲はラヴェル作、“なき王女のためのパヴァーヌ”。これは大好きな曲。この曲とかサティの曲が“哀愁の○○”といった映画のバックに流れると脳からα波がどっとでて、いい気持ちになるのだが。でも、今はこんな甘美で夢幻的な音楽は古典すぎて使われないだろう。

後半に“幻想交響曲”が演奏された。これは何度も聴いているが、小澤征爾の指揮ははじめて。昔から小澤征爾はこの曲が得意らしい。リハーサルのとき、“これは狂気のベルリオーズがつくったのだから平板にならず、のびのびと変化をつけて演奏してください”と言っていた。いつ聴いても心が浮く浮きしてくるのが2楽章の“舞踏会”。耳慣れたワルツにうっとり。4楽章の“断頭台への行進曲”には懐かしい思い出がある。

この“幻想交響曲”をはじめて聴いたのは昔、スイスのジュネーブに1年間住んでいたとき、クラシック好きの知人に誘われて出かけたスイスロマンドの演奏会。3楽章が終わったとき、“これから面白いことがおきるからよく聴いていて”と隣の知人からささやかれた。それは夢の中で恋人を殺めた青年の首が最後ギロチンで飛ぶところで使われる“キィーン!”という大きな金属音。それまでの音楽鑑賞では経験したことのない衝撃的な音だった。今回はすでに免疫ができているからそれほど驚かない。

4楽章、5楽章“魔女の夜宴の夢”における聴きどころは、ティンパニのずっしりとそして歯切れのよい音とトランペットやトロンボーンなど金管楽器パートが繰り広げる音の乱舞。流石、小澤征爾の指揮はのびやかで華麗な演奏をひきだしている。久しぶりの“幻想交響曲”を腹の底から楽しんだ。小澤征爾のことは一度拙ブログ04/12/8に書いた。

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