大リーグ終盤戦 ポストシーズンへ進むチームは?
大リーグのレギュラーシーズンも残りゲームが30をきり、最後の勝負どころになってきた。
そんな中、イチローは7年連続200安打を達成した。昨年に比べ13試合早い達成。イチローならこのくらいの記録は当たり前という感じだが、一応拍手々。
いつも感心するのは怪我をしないイチロー。マリナースに入団してから一度も捻挫や筋肉痛などで試合を休んだことがない。試合前、入念な準備運動をしていつも体調をいい状態にキープしているとはいえ、思わぬアクシデントに見舞われることがあっても不思議でないのに、無傷で長いシーズンをのりきり、しかもこれを7年続けている。驚異的な体力である。
イチローの活躍もあってマリナースは連敗から脱出した。ここにきての9連敗は痛い!首位のエンゼルスとのゲーム差は6.5に開いた。負けたヤンキースも松坂が勝投手になったレッドソックスとは7ゲーム離されている。両チームとも地区優勝は難しい状況なので、これからはワイルドカードによるポストシーズン進出に頭を切り替えて、残りのゲームを戦うのではなかろうか。
中地区はインディアンスが2位のタイガースに6ゲームの差をつけて優勝に進んでいる。で、ワイルドカードを争うのはヤンキース、マリナース、タイガースの3チーム。はたしてどのチームがワイルドカードを手にいれるだろうか?今年はマリナースに肩入れしたいところだが、最終的にはヤンキースだと思う。残念ながら、イチローの願いは叶えられそうにない。
理由はいくつかある。ひとつはチームの結束力がいまいち弱い。イチローが入団したときにいたマルチネスのような生え抜きの中心選手がいないことも影響している。イチローがチームリーダーであることは間違いないが、言葉の問題もありヤンキースのジーターのような主将の役割が果たせないのが辛いところ。
戦力的には投手陣に絶対的なエースがいないので連敗が止められない。バティスタはチームトップの13勝しているが負けも10ある。一方、ヤンキースには王建民(16勝6敗)がいる。最近は負けが続いているベテランのムッシーナやクレメンスだが、競ったときの戦い方を知っているので、ここぞという一戦には力を発揮するのではないか。
最後に監督の能力。マリナースの新監督はコーチとしては有能だったかもしれないが、大事な時期に9連敗するようでは、監督の能力に?がつく。選手の起用、戦力の整え方が監督のレベルに達してないのかもしれない。
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