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2007.08.16

もっとみたい応挙・芦雪の名画!

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今、五浦美術館でみた円山応挙の“保津川図屏風”の余韻に浸っている。やっと見れた絵が期待通りの傑作だったので喜びもひとしお。

日本画の場合、美術館へ行くとすぐ対面できる西洋絵画と違い、図録や画集に載っている名画に魅せられたとしても、その絵がすぐ美術館で見られるわけではない。アートコレクション展で見た鏑木清方作、“雨月物語”のように“リーチ一発ツモ”なんてことは極めて稀なことで、大抵は思いの丈をとげるのにながい時間を要する。だから、せっかちな人には日本画の鑑賞はむかない。

特定の作品を意識しはじめると、一応5年スパンで追っかけモードに入ることにしている。別にのんびりした性格ではないが、日本画を好きになった以上これくらいの辛抱は当たり前。5年以内に見れれば御の字である。“保津川図”は応挙の大回顧展(03年9月、大阪市立美術館)で展示替えのため見逃してから、リカバリーに4年弱かかった。昨年奈良であった“応挙と芦雪展”に出品されるのではと期待したが、叶わず、横浜からクルマで3時間半もかかる五浦美でやっと対面できたというわけである。

念願の絵をみたので、応挙も若冲同様済みマークをつけたいところ。だが、なんとしても見たい絵があと2点残っている。上の“百蝶図”(水戸、水府明徳会徳川博物館)と昨年、仙台の宮城県立博物館に出品されたのに日程の調整がつかず見れなかった“群獣図屏風”(三の丸尚蔵館)。象や虎などさまざまな動物が登場する“群獣図”は見る機会がまた遠のいた感じだが、“百蝶図”の方は運が向いてきた。

“保津川図”を見た後、図録とにらめっこして、“よし、百蝶図が展示される予定があるかどうか聞いてみよう”と思い立ち、徳川博物館に電話したところ、なんと、近々展示されるという! しかも、嬉しいことに水戸ではなく、東博で秋に開催される“大徳川展”
(10/10~12/2)。ただし、展示期間は開幕日の10/10から11/4まで。“大徳川展”は鑑賞予定に入っているが、“百蝶図”が含まれているとなると見る眼が違ってくる。ミューズに感謝である。

長澤芦雪の絵についても、奈良の回顧展と今年の3月、府中市美で開かれた“動物絵画の100年展”でほぼ済みになった。また、五浦美では府中市美でみた“朝顔図”(重文、草堂寺)のようにイタチが登場する“花鳥図屏風”が展示してあり、感激した。

下はひたすら展示の機会を待っている“唐子睡眠図”(三の丸尚蔵館)。東博の“皇室の名宝展”(99年12月)に出品されたのに展示期間が合わず、見逃して以来、なかなか現れてくれない。追っかけリストの絵で最後になったこの絵といつか会えることを夢見ている。

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