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2007.08.12

スイカ

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連日、猛暑が続く。こういう暑い時は横になって何もしないか、冷えた麦茶を飲んだり、甘い桃やスイカを美味しく食べるかどちらかである。

どうせ暑いのなら、美味しいものを食べるほうがいい。せんべいとかスイーツは口のなかが重くなるから、この時期は水気のある桃やスイカを食べている。

2年前、拙ブログ(05/7/25)でもふれたが、近くのスーパーでスイカを買うときは神奈川産とか千葉産には手をださない。甘くないのである。で、もっぱら山形産や熊本産を食べている。こちらのほうがだいぶ甘い。今年は長野産も試してみたが、千葉産よりは甘い。広島にいたときよく食べていた鳥取県大栄町のスイカの味が忘れられないのだが、送料込みで3500円くらいかかるので、今は山形産で満足することにしている。

スイカは美味しいから毎日食べてるが、一つ問題がある。スイカは結構重たいのである。食料品を大量に買い込むとき以外はクルマでスーパーに行くことはないから、普段はスイカはショッピングカートに入れて引っ張るか手に持って帰ることになる。フィルム包装された1/6カットでもかなりずしっとくる。隣の方はほかにも食料品を買うからそれをカートに入れ、スイカの担当は当然こちら。1/4とかにすると2日分だが、これはもっと重い。で、1/6を頻繁に買うことになる。

どうでもいい話しだが、家庭で食べるスイカに較べるとホテルの食事のあとでてくるスイカは一段と美味しい。デザートの良し悪しもホテルに対する好感度を決める要素だから、いい銘柄のスイカを気前よく大きく切って沢山おいている。こういうサービスにスイカ好きはコロッと参る。旅行が終わった後のアンケートでは“スイカを含めて食事が良かった”と大甘コメント。

海外旅行では、トルコ、イスタンブールのホテルで連日食べたスイカをよく覚えている。大変美味しいスイカだった。世界のスイカ生産量統計(04年)によると、1位は中国で全体の71%を占め、その次がトルコ(4%)。ホテルに沢山おいてあったのも納得である。

前回は北斎の西瓜の絵を紹介したが、日本画でも洋画でもスイカを描いた絵は少ない。これまで見たのは北斎の絵と山口蓬春のスイカとレモンが一緒に描かれた絵、“オランダ皿の静物”(松岡美術館蔵)しかない。上はいつか見たいと願っている速水御舟作、“西瓜図”。流石、御舟の細密描写はすごい。食べたくなるようなスイカである。

下は遊行七恵さんの有難いフォローで思い出した昨年のプラド美展(3月東京都美、7月大阪市立美)に出品されたメレンデスのボデコン、“風景のなかの西瓜と林檎”。こちらは売り場に置いてあるスイカそのもの。七恵さんのコメントのお陰でスイカ絵のハッピーコラボレーションになった。

スイカは食べた後、腹がいっぱいになるが、次の日もスイカにニコニコ。当分、スイカ、スイカである。

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コメント

スイカの絵は確かに少ないですが、プラド美術館展のときにスイカがテーブルに出てる絵がありました。
そして大阪では丁度夏の展覧会でしたから、ショップではその絵葉書の前に『暑中見舞いにどーぞ!!』と書かれてました。あはは。
わたしもスイカ大好きです。
毎日食べても飽きませんね。
清方の随筆にスイカの面白い話がある一方、岡本綺堂や芥川の短編にスイカの怪談がありました。
食べるのも読むのも大好きです。

投稿: 遊行七恵 | 2007.08.13 13:17

to 遊行七恵さん
メレンデスの絵を思い出させていただき、有難う
ございます。会場で釘付けになったこのスイカの
絵を忘れてはいけませんね。早速、この絵を挿入
しました。

清方がスイカの随筆を書いているのですか、面白
そうですね。“暑いね、スイカ食べようか!”と
いう日が当分続きます。

投稿: いづつや | 2007.08.13 17:43

明日から日本橋三越で北大路魯山人の展覧会が始まりますが、会場出口で限定和菓子を販売というのにも期待の僕なのです。冷たいお菓子もあるのでしょうね。
僕は親の遺伝か胃腸は大変丈夫でどんな冷たいものをたくさん食べてもぜんぜん平気です。
よく熱中症になる人を聞きますがまったく無縁。
スイカは一人暮らしだとカットしたものしか買えないのが不満ですね。

投稿: oki | 2007.08.14 00:47

to okiさん
北大路魯山人の展覧会は17日に予定してます。
限定和菓子の販売ですか!

甘い和菓子は好きなのですが、昨年の金沢旅行で
試食を含めて沢山食べた後、どういうわけか
口に入らなくなりました。和菓子で満腹になりす
ぎた反動ですね。

ですから、最近はスイーツを食べる回数のほうが
断然多いです。夏は水羊羹をよく食べてたのですが。

スイカは大勢で食べるとき以外は一玉を買うこと
はないですね。クルマで運ぶのも仰々しいですから、
普段は1/6カットです。

投稿: いづつや | 2007.08.14 15:36

面白い!  東西の 西瓜(東瓜?)対決! ひとつのモチーフをこのように、横に考えると、興奮します。ともすれば、東は東、西は西と、分けて解釈してしまいます。ボデゴン(still life)も好きですが、今回のスイカに関しては、東(東瓜)に軍配!涼しそうですし、醤油(soy)っぽい! ブルドッグのとんかつソースは、秋のお楽しみ!

投稿: 花 | 2007.08.14 21:40

to 花さん
端正さとか優美さが特徴の日本画に対し、西洋絵画
は生々しい描写や力強さが魅力ですね。

メレンデスのボデコンにもすごく魅せられますが、
西瓜に関しては、涼しさを感じる御舟の西瓜を長く
見ていたいですね。

投稿: いづつや | 2007.08.15 15:05

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