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2007.07.23

松岡美術館のフランス印象派・新印象派展

943美術鑑賞のなかで印象派絵画はルネサンス絵画とともにライフワークになっているから、“印象派”の名前がついた展覧会にはどうしても足が向く。

でも、いつも心をときめかして行っているわけではない。現在、松岡美術館で行われている“フランス印象派・新印象派展”(4/28~9/2)は、過去ほかの美術館で開かれた企画展でここの所蔵品を見たのはモネの“サン=タドレスの断崖”しかないから、一、二点くらいはいい絵があるかな?くらいの控えめな期待しかなかった。

果たして、だいたい思った通りの作品だった。展示してあったのは全部で20点。そのなかで数が多いのはブータンが3点、モネが“サン=タドレスの断崖”をいれて3点、ルノワールが2点、ピサロ3点。ほかはシスレー、ギヨマン、シニャック、クロス、マルタン。
20点しかないから早くみれば10分で見終わる。

足が止まったのは残念ながら、右のシニャックの“サン=トロペの港”とその横にあったクロスの“遊ぶ母と子”だけ。ともに点描法による作品。シニャックの絵は横浜美術館の“水の情景展”でみた“ヴェネツィア”(拙ブログ5/24)同様、心を揺さぶられた。明るい色彩と岸壁に係留する船を画面中央に配置する安定感のある構図にすごく魅せられる。

クロスの作品はまだ両手くらいしか見たことないので作風をつかみきれてないが、この絵に描かれた母親はオルセー美術館にある“夕方の大気”で女性が二人庭園に横たわっていたように、砂浜で体を横にし、丸々した女の子供と遊んでいた。母親と子を手前に大きく描いたのは広重の影響かもしれない。

隣の部屋に飾られていたヴィクトリア絵画にミレイの“聖テレジアの少女時代”があったので、すこし驚いたが作品はアベレージだった。今回、絵画はあまり心を満たしてくれなかったが、同時開催の“ペルシア陶器”は楽しかった。以前みたことのある“色絵人物文鉢”(ミナイ手)には馬に乗ったり、踊っている人物が5、6人、丸顔で表情豊かに描かれている。また、青、緑が鮮やかなラスター彩の数々を夢中になってみた。普段、ペルシア陶器を見る機会はほとんどないので、これは貴重な展示だった。

<07年後半展覧会プレビューの更新>
次の展覧会を追加した。
7/28~9/17   広重が描いた日本の風景展  神奈川県立歴史博物館
8/1~8/24    アートコレクション展       ホテルオークラ東京  

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コメント

僕は松岡は新橋にあったころはよく行きましたが、白金台に移ってからは足が遠のきました。
図録は各分野立派なのを作っているけど、図録に載っている作品ばかりで新資料の収集をしているのかと疑問に思うときもありますね。
印象派というとブリヂストンですがいづつやさんの記事にはあまりでてきませんね。
明日から横浜そごうで待望の展覧会が始まりますね、初日にいかれますか?

投稿: oki | 2007.07.25 22:11

to okiさん
横浜そごうには明日10時の開館にあわせて
家をでることにしてます。とても楽しみです。

ブリジストン美には印象派の名画がいくつも
ありますが、訪問回数がすくないですから、
取り上げずじまいになってます。ここは
企画展をもっと開催しないと忘れられて
しまいますね。

投稿: いづつや | 2007.07.25 23:54

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