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2007.06.24

ラヴェルのバレエ組曲“ダフニスとクロエ”とシャガール

896本日午後、NHK教育で放送していた“思い出の名演奏”を聴いた。

最近はクラシック音楽をじっくり聴くことが少ないので、久しぶりのラヴェルやチャイコフスキーに心が洗われた感じ。

演奏しているのはワレリー・ゲルギエフが指揮するサンクト・ペテルブルグにあるマリインスキー劇場管弦楽団で、95年11月の来日公演VTRである。当時、BSで放映されたのを聴いたはずだが、ビデオ収録しなかった。理由はちょっと言いにくいが、ゲルギエフのあの宣教師禿げとむさくるしい顔の髭がビジュアル的に耐えがたかったから(ゲルギエフのファンの方、ご勘弁を!)。

クラシック音楽とオペラは300本くらいあるBSやN響アワーを収録したビデオで楽しんでいるのだが、演奏されるのがたとえ名曲でも姿勢が悪かったり、ビジュアル的にNGな指揮者の時は録画をしないことにしていた。これは今でも続いている。ゲルギエフの指揮者としての実力はよく知っていたが、勝手な“Myビデオコード”にひっかかり、ビデオコレクションのなかにゲルギエフ指揮のものは一本もない。

現在、サイモン・ラトルとともに最も人気のある指揮者となったゲルギエフの12年前の指揮は、やはりすばらしい。曲がまたいい。ラヴェルのバレエ組曲“ダフニスとクロエ”第二組曲とチャイコフスキーの“交響曲6番 悲愴”である。“ダフニスとクロエ”と好きなラヴェルの曲については拙ブログ05/2/3で書いた。今回は“シャガール展”(千葉市美、6/19)をみた後だったので、ここに出ていた“ダフニスとクロエ”をモティーフにした多色リトグラフ(1961)の図版を眺めながら、演奏を聴いた。これぞ音楽と絵画のハッピー・コラボレーション!

全42点あるうち右は千葉市美のではなく、別の回顧展でみた“扉絵”(左)と“泉のほとりのダフニスとクロエ”(右)。このリトグラフが出来上がる2年前の1959年、シャガールはこのバレエ組曲がフォーシキンの振り付けによりオペラ座で演じられた際、衣装と舞台衣装を手がけている。色使いはこのリトグラフの色彩をベースにしたにちがいない。

昨日の“美の巨人たち”では、シャガールの“彼女を巡って”、“町の魂”、“妻に”(いずれもポンピドー・センター蔵)が取り上げられ、今日は大好きなバレエ組曲“ダフニスとクロエ”とシャガールつながりの音楽を聴いた。シャガールのモノグラフを読む機が熟しているような気がする。

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