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2007.05.31

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」

866親しくしている知人の方から有難いことに今、話題の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」のチケットをいただいた。

気持ちの半分は劇場へでかけるつもりでいた映画を思わぬ展開で急に鑑賞することになったので、日曜日に放映された日本語吹き替えの第1作、「呪われた海賊たち」は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のおおよその流れ、キャラクターを頭に入れようと、目、耳に力が入る。

これで、この海賊映画が一級のエンターテイメント作品であることがわかったから、大スクリーンと最新鋭の音響施設のある専門シネマ館でみる完結編はさぞかし楽しいだろうなとワクワクしてきた。

さて、完結編「ワールド・エンド(世界の果て)」である。ネタばらしは禁じ手なので、これから見る人の興味をそがない範囲で感想を述べてみたい。2作目の「デッドマンズ・チェスト」ついては全くNO情報だったため、キャラクターのイメージ変化にちょっと面食らった。館を出るときに購入したパンフレットを読んで、“ああー、本当の悪役はキャプテン・バルボッサではなくて、タコのような顔をしたデイヴィ・ジョーンズだったのか!”。この猿とタコが一緒になったような特殊メイクは気持ちが悪い。

誰がこんな顔にしたのだろう。女神カリプソ?英雄オデュッセウスを8年間も島に引き止めた島のニンフ、カリプソの話しが下敷きになっているのかもしれない。復活したカリプソの体がみるみるうちに馬鹿デカクなり、やがて石膏の像が粉々に壊されるように内から爆発して肉体は無数の蟹になる。なぜ蟹なの?そういえば、前半でも蟹が登場する。

ラスト30分くらいの海賊たちと英国艦隊の戦闘シーンが圧巻。これはすごい迫力。海賊船と艦隊が女神カリプソがつくりだした大渦巻のなかをぐるぐる回りながら、戦闘を繰りひろげるというアイデアが面白い。海賊長になったエリザベス(キーラ・ナイトレイ)と恋仲のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)は敵と戦いながら、永遠の愛を誓いあうという余裕の立ち回り。オーランド・ブルームは黒澤明監督がつくった傑作“7人の侍”における野武士との死闘シーンを研究したという。

この映画をみるまではジョニー・デップが演じる主人公キャプテン・ジャック・スパロウのウエートがもっと高いようにイメージしていたが、そうではなく、ジャック・スパロウ、ウィル・ターナー、エリザベス、バルボッサ、提督など各々の思惑が絡み合って場面が展開していく。ジャック・スパロウの女のような身のこなしと目の濃いメイクはオカマのキャラクター。本心を明かさず、いつもとぼけた振る舞いをする。だが、頭のなかはいつも回転している感じ。とくに腕がたつわけではないが、最後にはちゃんとデイヴィ・ジョーンズの心臓に剣を突き刺す。

“世界の果て”を目指して進む海賊船が滝に落ちていくシーンや巨大な氷河の間を通っていく場面などはスクリーンに釘付けになる。また、激しい戦闘の場面や雄大な自然を写す映像のバックに流れる交響曲風な音楽がシアター内に響き渡るので、気分がものすごく高揚する。エンターテイメント度200%、ご機嫌の映画であった。

最近は映画を見慣れていないせいか、大失敗。チケットを切るところにいた案内係が、“映画が終わっても、エンドロールの後またありますから!”と言っていたのに、スクリーンが暗くなり、俳優や製作スタッフの名前が流れているところで席を立ってしまった。なぜ、まわりの人は映画はもう終わったのに帰らないのかな?とちょっと思ったが、音楽と余韻に浸っているのだろうと気にもしなかった。

皆さん、そのあとのシーンを待っていたのである!パンフレットに記されたストーりーの最後に“10年後ー島の岬に、海賊の歌を口づさむ幼い少年とエリザベスがたたずむ。。。。”とある。“ええー?!まだ、映画は終わってなかったの!”。。こんなへまをなさらないように、くれぐれもご注意を!

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