« リスボンのサプライズ!とファド | トップページ | リスボン市内観光と万博会場跡地の賑わい »

2007.04.04

ロカ岬とシントラ王宮

777_1
778_1
779_1
ファドとともにポルトガル観光で期待していたのがロカ岬(上の画像)。リスボンから1時間くらいで着く。ここはヨーロッパ大陸の最西端で、目の前の海は大西洋。遠く離れたFar Eastの日本からやって来て、今ヨーロッパの端っこの岬に立っているのである。

灯台と切り立った崖を見渡したあと、上に十字架がかけられている石の塔に刻まれた
カモンイス(ポルトガルの大詩人、1525~80)の詩、“ここに地果て、海が始まる”を読むと気分が一段と昂揚する。シンプルな詩だが、この光景を表現するのにこれほどいい言葉はない。大詩人といわれるのがよくわかる。

海風が強く吹くので、記念写真をさっさと撮りバスに戻ると、旅行会社が手配してくれた“最西端到達証明書”なるものが出来ていた。観光案内所が行っているサービス(有料、5ユーロ)で、名前と日付が入ったリボン付き証明書である。

外国語の一番下のところに日本語で“ポルトガル国シントラにあるロカ岬に到達されたことを証明します。ここは、ヨーロッパ大陸の最西端に位置し、陸尽き、海はじまると詠われ、新世界を求め、未知の海へとカタベラ船を繰り出した航海者たちの信仰心と冒険魂が、今に尚、脈打つところです”と書かれていた。これは海の民、ポルトガル人のことを思い出させるメモリーグッズになりそう。

シントラ王宮はロカ岬からリスボンに帰る途中にある。王族の夏の離宮として建てられた王宮(真ん中の画像)は規模的にはあまり大きくはないが、白色で彩られた外観は品がよく雅な感じがする。一際目立つとんがり帽子の形をした突起物は厨房の煙突。3年前、皇太子が来られたそうだ。ここを訪れる観光客は多く、そのため入場制限をしている。王宮の前が絶好の撮影ポイント。まわりにある建物の外壁のうすピンクやベージュがとても綺麗で、ウィーンの街並みを彷彿とさせる。

宮殿のなかでは歴代の王により増改築された部屋を時間をかけて見た。ここで魅了されるのは、部屋の内装をはじめ床や天井に施された装飾タイル、アズレージョ。14世紀、イスラム圏から伝来したアズレージョは白と青2色が多いが、幾何学模様や葡萄の葉、トウモロコシといった絵柄のタイプにより緑や黄色なども加わる。とくに見ごたえがあるのが、“紋章の広間”の8角辺にある大きな装飾画(下の画像)。青と白の透明感のある輝きに目を見張った。質の高いアズレージョの数々を見れたのは大きな収穫である。

午前中の観光を終え、リスボン市内で昼食をとった。メインディッシュは“イワシの塩焼”。“さんまの塩焼”は旬のころよく食べるが、“イワシ”となると今では“いつ頃食べたっけ?”となるくらい普段は縁のない魚。小骨に注意して慎重に食べた。塩がよくきいてて美味しい。日本のイワシと変わらない味である。ポルトガル人はよく米と魚を食べるので“ヨーロッパの日本人”と呼ばれているそうだ。われわれ同様、イワシを美味しいと感じ、日常的に食べているポルトガル人に対し、急に親近感が増してきた。

|

« リスボンのサプライズ!とファド | トップページ | リスボン市内観光と万博会場跡地の賑わい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロカ岬とシントラ王宮:

« リスボンのサプライズ!とファド | トップページ | リスボン市内観光と万博会場跡地の賑わい »