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2007.04.09

畠山記念館の琳派展

787畠山記念館は自慢の琳派の絵画・やきものを6年ぶりに大公開している
(6/10まで)。

作品約60点のうち尾形乾山の陶器などは会期中出ずっぱりだが、絵画のほうは6つくらいの展示期間にわけられてでてくる。

展示のスペースがあまりないので、どうしてもこういう細切れ展示にならざるを得ない。で、琳派狂いとしては3回出かけることにした。

作品の内訳は本阿弥光悦が俵屋宗達とコラボした古今集和歌巻や単独の書が全部で7点。宗達3点、光琳6点。乾山の絵はあまり見る機会がないが、今回4点展示される。数が一番多いのが酒井抱一で8点。鈴木其一は2点。

ここでとりあげるのは4/3~4/15あるいは4/22、5/6まで飾ってあるもの。4点ある光琳の絵では初見の“禊図”と右の“布袋図”がいい。“禊図”にでてくる在原業平が身につけている衣装の尾長鳥の文様が目を惹く。“布袋図”はお気に入りの水墨画。子供のような布袋さんで、少し前かがみになった動感表現がとてもいい。

よく画集に載っている“躑躅図”(重文、拙ブログ06/6/15)は4/24~5/13に展示されるが、これは昨年思いの丈をはたしたので今回はパス。酒井抱一で見たかった
“十二ヶ月花鳥図”や“風神雷神”はまだでてないから、また仕切りなおし。展示は
“花鳥図”が4/17~5/6。“風神雷神”が5/8~6/10。

今回の一番の収穫は尾形乾山のカラフルなお皿、“色絵絵替り土器皿”2点。草花の模様がモダンな上、青、緑、黄色、赤が明るく輝いている。これまで乾山の現代アーティストを思わせるハイな色使いに刺激を受けてきたが、この皿の色彩が最も印象深いかもしれない。茶碗も豪華で、本阿弥光悦の赤楽茶碗の名品 “銘雪峯”(重文、06/1/11)と“銘李白”が全期間展示される。

これからでてくるもので期待の作品は前から追っかけている乾山の絵“立葵”(4/17~5/6)と其一の“向日葵図”(5/8~5/27)。この展覧会、楽しみは後半にあるようだ。

琳派関連の情報をすこし。東博の平常展にでている宗達の“西行物語絵巻 巻中”(重文)、乾山の大作“桜に春草図”、光琳の“牡丹花肖柏像”も心に響く(いずれも4/22まで)。また、昨日紹介した新サントリー美術館でも乾山が制作した蓋物の代表作のひとつ、“白泥染付金彩芒文蓋物”(重文)を展示中。

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