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2007.03.30

白い村 ミハス

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太陽の海岸、コスタ・デ・ソルというとすぐピカソが生まれたマラガを頭に浮かべるが、われわれのツアーはここを通り越し、海抜420mのところにある村、ミハスをめざす。

ジブラルタル海峡のタリフから東のアルメリアまでの約300kmの地中海沿岸地域がコスタ・デ・ソル。欧米から大勢のバカンス客がやってくるこのリゾート地は1960年代から開発・整備されたそうだ。冬でも温暖で、真夏の気温は40℃を超えるらしい。ガイドブックによると、ミハスからはジブラルタル方面にあるマルベーリャは高級リゾート地で、世界中の大富豪が所有する豪華クルーザーが沢山ヨットハーバーに停泊しているという。

ミハスはマラガの近くだから、ビーチが見え、フランスのニースのように地中海が満喫できるものとアバウトに考えていたら、その通りにはならなかった。高速道路は海岸沿いの一般道とは違いかなり高いところにあり、俯瞰の視点から地中海を眺めることとなった。

ミハスが近くなると山の斜面に貼りつくように白い家が並んでいた。これはレコンキスタ(国土回復運動)が終わった後、キリスト教徒が支配する地域に残り表向きはキリスト教に改宗したイスラム教徒、モリスコが住んでいた名残りである。白壁は太陽の光を反射して暑さを遮る役目をはたしており、毎年塗りかえるという。

ヨーロッパのどの国でもそうだが、観光をするときには必ず現地ガイドをつけなくてはいけない。で、ここは建前上は観光ではないことになっているから、添乗員Iさんはバスを降りると説明しているそぶりは一切みせず、無言で事前に案内した絶景ポイントに連れて行ってくれるだけ。そのあとは渡された地図を頼りの自由散策となった。

上は皆が写真を撮る“サン・セバスチャン教会”の前の通り。坂になっており、両サイドの白壁にほぼ同じ間隔で飾られた花が美しく映える。日差しが強く、トロピカルなムードが漂うところでは家の色はまぶしいくらいの白が一番あっているのかもしれない。

ミハスに限らず、コスタ・デ・ソルの町では多くのドイツ人が別荘をもち、太陽の日差しを求めて南下してくるようだ。昔、スイスのジュネーブで太陽が出ている時間が少なく、どんより曇った日が続くという生活を経験したので、ドイツ人がここに別荘を購入する気持ちはよくわかる。

一時間くらいこの町を楽しんあと、バスは来た坂道を下っていった。白い家の向こうに見える地中海(真ん中の画像)はいつか波の音を耳にしながら眺められたらいいのだが。セビリアに向かう途中、褐色の大地にオリーブの木が延々と続く光景をみた(下の画像)。全世界のオリーブの木8億本のうち2億本がスペインにあるという。もちろん世界一でイタリアより多い。

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