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2007.02.19

両洋の眼展の絹谷幸二

706日本橋三越では2/13から昨日の18日まで“2007 両洋の眼展”が行われていた。

昨年この展覧会のことを知ったが、観たい意欲があまりなくパスした。で、今年はどうしようかと少し迷った。

だが、昨年11月、東近美であった“揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに”や“日曜美術館30周年展”(東芸大美、9月)のように日本人の洋画と日本画が一緒に飾られる展覧会を体験したので、洋画・日本画の垣根をあまり意識しないで絵を楽しもうと思い、入場してみた。

この展覧会は今年で18回目になるという。作品は最新作で、昨年制作されたものが所狭しと並んでいる。いかにも絵を知ってそうな人が大勢いるので、現在の洋画界、日本画の世界では大御所、中堅、若手で名の売れている画家がここに集結しているのかもしれない。でも、80弱いる画家のなかで、知っているのは両手ちょっとしかないから、これらの画家がどのくらい評価されているのか見当がつかない。

で、とりあえずは一度は観たことのある作品を頼りに見て回った。洋画では東近美の平常展で馴染みの画家、靉嘔、元永定正の絵を見つけた。また、損保ジャパン美術館の回顧展で感銘をうけた池口史子の“夜明けのダウンタウン”があり、ほっとした。有元容子は先月、横浜そごうで沢山の作品をみた有元利夫の奥さん。へえー、二人して画家だったの!という感じである。洋画家の持ち駒はあと一人、絹谷幸二しかない。

右はその絹谷の“平和を願う自画像”。赤、青、黄色の鮮やかな原色を対比させた色彩表現が一際異彩を放っている。昨年、やはりこの会場であった“絹谷幸二展”(拙ブログ06/5/29)にも同じような自画像が2点あった。その一枚は口から漫画の吹き出しみたいに“色即是空、無、むむむ”の文字がでており、びっくりした。

今回は一度免疫ができているから、同じように“平和、Peace,Non voghio Aie、、”をみてもギョッとはならない。吹き出しのアイデアは劇画からだろうが、文字については絹谷は大のピカソファンだから、ピカソの文字が出てくるキュビスム画も頭のなかにあったのではないかと思う。平和を願う絹谷の左の頬には広島の原爆ドームが描かれ、眉毛のあたりには鳥が飛んでいる。

日本画には、高山辰雄、松尾敏男、平松礼二、千住博、中島千波、内田あぐりなどの人気画家の作品もあったが、それほどグッとこなかった。心を揺すぶる新進画家に会えないかなという期待をいだいていたのだが、今回はそんな画家に出くわさなかった。次回に期待したい。

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コメント

僕は今年はパスしちゃいました、招待券はあるのにですねー。
チラシを見ていると僕なんかでも名前を知っている画家がだいぶ増えてきたという感じがします。
「両洋の目」なんていうと一昔前は西洋画と日本画かなんていわれましたが最近は普及してきましたね。
図録を買うと次回招待券をもらえるはずですがフンデルトヴァッサーの招待券はいづつやさんもらえましたか?

投稿: oki | 2007.02.19 22:23

to okiさん
今回どんな展覧会なのかと出かけてみました。狙いは
新進作家の発掘です。それと絹谷幸二の絵。絹谷は満足
ですが、気を惹く画家は残念ながら現れませんでした。

感動を再現したい絵があまりなかったので、図録は買って
ません。フンデルトヴァッサーは昨年、京都で見ました
からパスです。展覧会レヴューには情報提供という意味
で掲載してます。

投稿: いづつや | 2007.02.19 22:37

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