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2006.07.07

プライスコレクションのここが凄い!

509東博で“プライスコレクションー若冲と江戸絵画展”(7/4~8/27)がはじまった。初日だったので、まだ混んでなかったが、週末は大勢の人が押し寄せるのではなかろうか。

今、東京には伊藤若冲の最高傑作“動植綵絵”(三の丸尚蔵館)と有名なプライス氏の若冲コレクションが響きあうという願ってもない美術鑑賞空間が出現した。上野と皇居の2箇所を移動するだけで、若冲絵画の真髄にふれられるのだから、これほど楽しいことはない。

プライスコレクションのお目当てはもちろん若冲が中心だが、ほかにも追っかけていた作品がある。600点にものぼるといわれる江戸絵画コレクションから厳選された101点のなかで、どの絵が凄いか、魅力があるかをピックアップしてみた。

Ⅰ伊藤若冲 
画集によく載っている作品は今回の18点のなかに全部含まれている。一部はみたことあるが、プライス氏が24歳ころから蒐集した自慢の若冲ワールドが目の前にある。気持ちがぐーんとハイになるが、国内にある若冲作品と較べて、どの絵が凄いか、冷静にみてみよう。誰もが羨むのが“鳥獣花木図屏風”(拙ブログ04/11/29)。これは海外に流失した日本の名画の一つにあげられる絵である。

モザイク画のような描き方に仰天するが、これに目が慣れてくると、白象、豹、鹿や鳳凰、鶏、鶴などを沢山スーパーフラット(超二次元)に描いた楽園世界からしばらく離れられなくなる。静岡県美にある同タイプの“樹花鳥獣図屏風”(拙ブログ05/3/7)に較べると、こちらの方が色が鮮やか。とくに目にしみるのは木々や野原に使われている緑やうす緑。そして、画面中央にドンといる大きな象や横にのびる細長い線に見える白。

2度目の対面で、ちょっとした発見があった。色に組み合わせで、はっきり捉えられない対象がある。とくに左隻にそれを感じる。例えば、鶏のまえにいる黒い羽の鳥(ほろほろ鳥?)の顔はどこにあるの?また、静岡県美の作品では、茶色の尾っぽを勢よく上に跳ね上げた鳳凰の姿に釘付けになったのに対し、ここにいる鳳凰はどうなっているの?という感じ。首や腹、前の羽根、尾っぽの配色がイマイチでぱっとみて、形態がわかりにくいのである。“動植綵絵”でも色がかぶるところがある。稲穂の茶色と雀の羽の茶色が重なるとか。カラリストという点では若冲より酒井抱一や神坂雪佳のほうが上のような気がする。

今回一番魅了されたのが水墨画の屏風“花鳥人物図屏風”と右の“鶴図屏風”。墨の濃淡がこれほど美しく感じられる絵はそうない。鶏や鶴の羽の濃い墨が輝いている。と同時に、横向きあるいは背中をこちらにみせる卵形の僧侶、なすびやハート形の鶴、円々に太った鶏など意表をつくフォルムに目が点になる。こういうユーモラスな形の鶴や鶏の絵をみる機会は過去あったが、これほどどっと出てくると完璧にKOされる。絶品である。自分の家で毎日眺められたらどんなに心が洗われることだろう。

彩色画の“紫陽花双鶏図”、“旭日雄鶏図”、“雪中鴛鴦図”、“群鶴図”、“竹梅双鶴図”も高い画技で映しとった写実と超想像力から生まれる幻想の入り混じった上質の花鳥画である。だが、最高傑作の“動植綵絵”を観ているからか、色の輝き、細かい描写に物足りなさを感じてしまう。三の丸尚蔵館でこの絵を楽しんでいる人の多くは同じ感想をいだくはず。

Ⅱ江戸絵画 
まず、円山応挙。最後のコーナーに飾ってある“懸崖飛泉図屏風”。余白をたっぷりとり、画面の上のほうに滝を描く作品は何点か観たことがあるが、これほど澄みきった山水画ははじめてみた。川の流れのうす青は代表作、“保津川図”(重文)を連想させる。また、“赤壁図”の水流の描き方は大英博物館が所蔵する“氷図”と似ている。

長澤芦雪の“象と牛図屏風”は若冲の作品とともにプライスコレクションの価値を高めている作品。これは長年追っかけていた絵で、やっとお目にかかれた。大きな黒い牛とその後ろ足のところにちょこっと座っている白い子犬のコントラストが実にいい。右の画面からはみだした白象の背中には黒い鳥がいる。白黒、そして大小の対比を強調する芦雪の豊かな発想にただただ感服するばかり。“牡丹孔雀図屏風”は4つくらいある応挙の名品と較べると負けるが、師匠譲りの首や胴あたりの羽根一枚々の繊細な描写は見事。Aクラスの絵であることはまちがいない。

Ⅲ江戸琳派 
酒井抱一の“花鳥十二ヶ月図”は優品。この画題は人気があり、抱一は何点か制作した。三の丸尚蔵館のもの(花鳥展4期に出品される)がベストだが、出光所蔵よりはこちらの方が色が鮮やか。紫陽花の青(6月)、2羽の白鷺の構図のとりかた(11月)などに足がとまった。“三十六歌仙図屏風”も代表作のひとつ。ワシントンのフリーア美術館に色使いがちがうだけでこれと全く同じ人物配置の絵があり、流石、プライス氏も同じものを手に入れていた。名古屋であった琳派展(94年)に、抱一らしい装飾的で品のある作品“四季草花図・三十六歌仙図色紙貼交屏風”とともにでていたので、2回目の鑑賞である。

プライス氏が若冲とともに愛したのが鈴木其一の絵。9点あるが、これだけ其一の高い画才があますことなく発揮されたコレクションは日本には無い。素晴らしいの一言。“漁樵図屏風”と“柳に白鷺図屏風”は94年の琳派展にでていた。04年の琳派展(東近美)でみて感動した風俗画の逸品、“群舞図”にまた会った。もう、嬉しくてたまらない。今回はじめてみた“群鶴図屏風”にも感激した。この“群鶴図屏風”、“柳に白鷺図屏風”は最後のガラスケースがとっ払われ、ライティングが工夫された展示室に飾られている。光の変化に画面の色が微妙にかわっていき、これが気分を最高潮に高めてくれる。観てのお楽しみ。

Ⅳ浮世絵 
浮世絵のなかにびっくりするいい絵があった。勝川春章の“二美人図”。肉筆美人画では一番の名手といわれる勝川春章の傑作はMOA、出光美術館、東博にあるが、かりにMOAの“婦女風俗十二ヶ月図”(重文)を10点とすると、これは8点くらいの絵。また、河鍋暁斎の“妓楼酒宴図”という面白い絵があった。客や花魁、幇間らがどんちゃん騒ぎをしている座敷の衝立には眉間に皴をよせた達磨が描かれている。このとりあわせがユーモアたっぷり。

ここで紹介した絵のほかにも見所はいっぱいある。満足度200%の展覧会であった。

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コメント

こんばんは.

先日はプライスコレクション展で偶然お会いでき,楽しい時間を過ごすことができました.ありがとうございました.

東博でお会いするのは3度目ですね.

若冲の水墨画にはグッときました.着色されたものもイイですが,シンプルな描画にうまさが現れます.

プライス氏のコレクションを見せてもらって思うのは,出身国の違いを超えて共感しあえる美意識があるということですね.虎図のコレクションなんか共感できました.

>満足度200%の展覧会であった。
まさに! 空いているならもう一度見ておきたい展覧会です.

是非またどこかで(東博で?)お会いしたいですね.
奥様にもよろしくお伝えください.

投稿: おけはざま(管理人) | 2006.07.09 22:25

to おけはざまさん
東博では本当に良く会いますね。おけはざまさんとは日本美術に対する好みが
きわめて近いかもしれませんね。

7/8(金)、三の丸尚蔵館で若冲の彩色画を観てきましたが、これをみ
ると、どうしてもプライスコレクションが物足りなくみえます。もっとも
較べる絵が最高傑作、“旭日鳳凰図”、“動植綵絵”と良すぎるためですが。

でも、おけはざまさんとも意見が一致したように水墨画の2点はプライス氏は
胸を張れますね。こんないい絵は日本でも少ないですから。この2点と芦雪の
代表作ビッグ4のひとつ、“象と牛図屏風”はすごい絵ですね。それから其一の
“群舞図”も勝川春章の肉筆美人画の傑作とくらべても見劣りしない名画だと
思ってます。

もう一回は行きたいですね。また、会ったりして。

投稿: いづつや | 2006.07.10 02:03

いづつやさん。お久しゅうございます。
PCがようやく復活しました。
特段生活に影響がなかったことは発見でしたが、メールや、ブログ、お気に入りサイトに繋がらないのは、きつかったです。

プライズ氏のコレクションを、先週の金曜日に行ってきました。後何回来れるかと息子の夏休みを思い、ブルーになります。でも、後一回は少なくとも行かねばと思ったのでした。

いづつやさんの感想のように、若冲のコレクションの中では、
水墨画の花鳥人物画と、鶴図の屏風が一番でした。
本当に圧倒され、かっこよすぎでした。
今、私の中では、水墨画の方がずっと上に来ています。
しかし、三の丸の4期の絵は、やっぱり、すごさが違うでしょう??4期はまだ行って見てないのです。

それと、升目描きの鳥獣花木図は、実はあんまり良くわからないのです。ご自宅のお風呂の壁面をそっくりタイルにしてしまうようなプライズ氏の趣味も、よくわかりませんし・・・
特に左の屏風は納得できないです。若冲ならば、絶対手を抜く事はしないでしょう??タイル描きの途中のようなところもあって、良くわかりません。
若冲の匂いが漂ってこない気がしているのは、何故なのか、判然としません。白象群獣図のほうがずっと若冲らしいですよね。って、「もっとしりたい伊藤若冲」の著者佐藤氏の受け売りのようで、申し訳ないのですが。

ともかくは、他にも色々盛りだくさんの展覧会、今年ダントツの展覧会に違いありませんね!!
ゆっくりあべまつ遊山にもまとめたいと思っています。

投稿: あべまつ | 2006.07.15 22:08

to あべまつさん
PCが直ってよかったですね。プライスコレクション展、いろいろTVでとりあげられ
たり、新聞広告をだしたりしてますから、沢山の人が上野に出かけるでし
ょうね。村上隆が“日本は世界で一番といえるほど絵が大好きな国ではないか”
と本のなかで言ってます。そうかもしれません。また、十人一色の国ですから、
みんなが“若冲がいいよ!”というと“印象派もいいけど日本画もいいわね。
こんな凄い画家がいたの”と若冲人気もうなぎのぼりです。日本画、最近はとく
に江戸絵画の良さが再認識されてるような気がします。

プライス氏もいい作品を所蔵してます。彩色画は最高傑作の“動植綵絵”
とか旭日鳳凰図はもう手に入らないので、水墨画の蒐集に力を入れたんだと思
います。今回の屏風2点は傑作ですね。若冲以外の絵師では応挙のベストの作品
は無理とあきらめて、芦雪のトップを目指す。“白象黒牛図屏風”は人も羨む
名画ですね。これを追っかけていたので感動しました。芦雪の孔雀図は応挙の
ものにつぐセカンドベストでしょう。応挙のベストの一つが三の丸尚蔵館の5期に
出てきます。お見逃しなく。

琳派の宗達や光琳の名画はボストン、フリーアにもっていかれています。そこで、
プライス氏が目をつけたのが鈴木其一です。このコレクションはすごいです。屏風の
傑作“漁樵図”、“柳に白鷺図”、“群鶴図”は圧巻ですね。

さて、若冲の“鳥獣花木図屏風”についてですが、この絵をみるのは2回目なん
ですけど、昨年みた静岡県美にある同タイプの桝目画“樹花鳥獣図”のイメージが
強く残っていたものですから、これをみておやっ?の連続でした。上でも書き
ましたように若冲の色の組み合わせはあまりよくないなと。鳳凰や黒のほろほ
ろ鳥?の形態をぱっとみてつかまえられませんね。右隻でも白象の隣や右の木
のところにいる豹や虎もなんだかゴチャゴチャして顔がはっきりしません。

絵が好きな人ならたぶん誰でもへんだなと思います。ましてや静岡県美の作品
を見れば、この絵若冲が描いたの?と素直な疑問をもつのではない
でしょうか。われわれよりずっと絵をみる目をもち、研究している美術評論家や
大学の先生がこのことに気づかない筈がありません。

佐藤氏の“もっとしりたい伊藤若冲”は出版されてすぐ買いましたが、いつもの
ことですが図版だけ資料として眺め、文章を読んでなかったのです。なんと、
この先生が“プライス氏のものは若冲が描いたものではない!”と言ってること
を、この記事を書いたあと知り、頁をめくり、その箇所を読みました。そして、
静岡県美の図録を引っ張り出して読んでみました。そこでもいろいろな美術史家
の見解が併記されていて、佐藤氏が前からこのことを主張していたことが判明し
ました。佐藤さんの本にプライス氏所蔵の作品がないのはなぜかなと不思議に思っ
ていたのですが、この発言でプライス夫妻の怒りを買ったようですね。そうだった
のか!という感じです。

いままでこの絵は若冲が描いたものとなんら疑ってみてません。ですが、動植綵絵で
も色のかぶりがあり、鶏の形がはっきりしなかったり、鳳凰の体が分断されたり
しているのが気になりだし、若冲の色彩感覚よりは抱一のほうが上だなと思い
はじめていたところなんです。

そういうことならとあらためて静岡県美の作品とじっくり見比べてみました。佐藤氏の
指摘があたってる感じですね。静岡県美にでてくる獣や鳥には体のひねりがあったり、
動きがあります。桝目画という新しい表現方法ですので形はデフォルメされていま
すが、それでも生き物としての存在感があります。鳳凰の姿に見蕩れ、鴛鴦の白に
美しさを感じます。

これに対して、プライス氏のものは村上隆のスーパーフラット(超二次元的)のように
平面的で表現が稚拙です。いくつもありますが、極め付きは鳳凰の足です。大文字の
Hのように描かれてます。また、白象の足の指先を小さな円で表現してます。専門家
の方もたぶん分かっているのだと思います。これがわからなければ専門家失格です。
だから、大人の会話で終始しているのだと推察してます。広い意味で若冲の絵だと。
大人の知恵です。

美術館関係の人は口がさけてもこれは言えないでしょう。作品を貸してくれなくなると
困りますから。事実、佐藤氏がいじめにあってます。このことでプライス氏の若冲発見
の功績が壊れることはないし、プライスコレクションの価値が下がることはないと思う
のですが。人間の感情はいったん変な方向へ行きだすともとに戻るのは難しいです
から、プライス夫妻の怒りがおさまるのは時間がかかるかもしれませんね。

佐藤氏の勇気ある本が美術関係では大手の東京美術から出版されたということは、
若冲の絵に対する関心が普通の人にも広がっていることのあらわれなのですから、
専門家は鋭い分析でさらに若冲絵画の秘密を解き明かしてもらいたいと思います。
そのなかに桝目画も入ってることを忘れないで欲しいですね。
長々とした返事になりました。

投稿: いづつや | 2006.07.16 13:55

いづつやさん、たっぷりとお返事ありがとうございます。

なんと言うべきか、収集家の感覚、美術史家の感覚、鑑賞家の感覚、興行家の試練、そんな物が渦巻いているようですね。
お陰で、なんの関係もない一般人で良かったと思えました。

お気楽にあぁだ、こうだと自分の感覚に従って鑑賞するこの甘美な世界は、まったく他愛のない楽しみです。
それにしても、日本で生まれた作家の収集の趣味を世界の中で見つけると、余計感情移入激しくなってしまうのか知らん。

いいの、日本人にしかわからない花鳥風月まで持って行かれた訳じゃないんだからと、慰めながら納得しています。
鳳凰の足下のH型、図録で確認しました。
よくぞ発見されました!!

でも、他に沢山の絵師達との遭遇に、至福を沢山頂きました。
プライス氏(ズ、ではなくスでした。前の書き込みはズ、とばかり書き込みしてしまってます。失礼をお許しを。)の熱中症に吹き飛ばされないように、我が眼をしっかり見開いてまた、
鑑賞のチャンスを得たいと思っています。
自由に気の向くままに鑑賞することこそがプライス氏の願いのようでもありますし。

投稿: あべまつ | 2006.07.16 21:31

to あべまつさん
絵画を鑑賞したあとは必ず図録を購入するのですが、学芸員の論考や絵画の説明
書きはほとんど読みません。また、画家の関連本やモノグラフも代表作の7割を
この目で見ないと読まないことにしています。頭の中を美術評論家の言葉で埋め
るのは好きではないのと本物を見ないでその画家のことを考えても意味がありま
せんから。

好きなダリでもまだ代表作は6割しかいってませんので、モノグラフは読んでま
せん。ですから、ダリの画業の変遷なんか知らないと同然です。でもそれで
いいんです。本物の6割を図録でみて楽しんでますから。時間をかけて画家に
近づいていこうという考えなんです。

若冲はもう8割くらいに達していますので、頭を整理する意味で若冲本を読んで
もいいのですが、まだその気にならず、佐藤氏の本で直球が投げられてたこと
にも気づきませんでした。でも、このモザイク画のことで、何か変だな、と若冲
絵画の特徴をもっと理解しようというインセンティブが生じました。で、三の丸
尚蔵館に通いながら、若冲のことを一生懸命考えてます。

若冲作品をひとくくりにして、全部好きなんてことはありえません。傑作も
あれば、ここはごちゃごちゃしているな、なんでもっとスッキリかけないの
かな?というのもあります。このなぜ?をあれこれ考えていると、若冲の心理
状態が少しずつわかってきました。もちろん勝手な想像ですが。

それについては動植綵絵の5期のときに書こうと思ってます。ミニ若冲
私論です。プライス氏のモザイク画のことより、こちらの方に今エネルギーを
集中してます。

投稿: いづつや | 2006.07.17 00:43

こんにちは
やっと見てきました。すごくよかったです。
わたしはダラダラ感想なのですがTBさせてもらいました。
子供のころ若冲といえばトリしか浮かびませんでした。
近所のお寺の襖絵とか、近辺の博物館・美術館などで現れるのはトリだらけでしたから。
(大学になってから初めて拓版のオウムやインコを見ました)
いづつやさんはよく京都に来られるようですのでご存知でしょうが、若冲は関西の人間にはたいへん馴染みの深い絵師でした。応挙同様常に何かを見せてもらえる存在でしたから、今のような状況になると、ちょっとびっくりな感じがあります。
わたしはトリでなくトラが可愛くて仕方ないです。
今回は其一の良い作品に色々出会えたのも嬉しかったです。
しかしあの照明は凄くよいのと、作品の劣化が心配になるのと、色々ありました。
源氏屏風は素晴らしかったです。
ただしあのイメージが強くなりすぎて、普通に向き合うことが出来なくなりそうです。
呉春兄弟コラボの幽霊はコワかったです。
おわ~~という感じでした。

楽しい作品を集めるというのがブライスさんの基本のようですので、単純に大喜びしました♪
そしていづつやさんの若冲私論楽しみにしております。

投稿: 遊行七恵 | 2006.07.17 18:04

to 遊行七恵さん
七恵さんは東博と京近美でこのプライスコレクションを2倍楽しむ作戦ですね。
美術鑑賞で満足が得られるのは美しいか、楽しいか・面白いかのどちらか
ですが、プライス氏は両方みせてくれるのですからたまりません。絵師の名前
ではなく、作品がどれだけ観る者を楽しませてくれるかで蒐集したかが作品
をみるとよくわかりますね。たいした眼力です。

若冲も凄い作品が揃ってますが、芦雪、其一にも痺れますね。最後のコーナーは
プライス氏ならではのアイデアですね。光の変化によって絵の表情が変るのを体感
出来るなんて素晴らしいことです。ここに何時間もいて其一や抱一の屏風をみ
ていたいです。また、でかけます。

投稿: いづつや | 2006.07.17 22:39

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