« パウル・クレー展 | トップページ | 森田曠平の出雲阿国 »

2006.02.12

トプカプ宮殿博物館

3002日前の世界美術館紀行でトプカプ宮殿博物館が紹介されていた。

大きなエメラルドが3つ柄にはめられた豪華な“トプカプ短剣”がアップで映しだされると、01年ここを訪れたときの感動が蘇ってきた。

イスタンブールやカッパドキアなどをまわるトルコ周遊ツアーを200%楽しんだので、旅行から帰るとまわりの友人たちにトルコ旅行を勧めてきた。今でも、海外
旅行の話で盛り上がる際、つい口から出るのは“トルコは楽しいよ。イスタンブール
のトプカプ宮殿にある宝石をふんだんに散りばめた宝飾品が凄いし、トロイの遺跡、
カッパドキアの奇岩が観られるよ”という台詞。旅行会社のキャッチコピーそのもの
だが、それほどトルコの名所観光は良かった。

なかでもトプカプ宮殿に飾られているキラキラ輝く宝飾品の数々は女性の心をとりこに
するのではなかろうか。われわれが出かける少し前、BS2がトルコを特集し、この宮
殿をかなり詳しく映していたので、実際、足を踏み入れたときは、ビデオテープを再生
しているような感じになり、宝物の前でテンションはすぐトップモードになった。

最初に向かった厨房のところにお目当ての中国の陶磁器があった。元時代、景徳鎮
で焼かれた青花の名品、“麒麟文青花大盤”。コバルトによる藍色の発色が素晴ら
しく、体が熱くなるくらい興奮した。“青花”の美しさに魅了されたオスマン帝国
のスルタンが青花磁器の収集に熱を入れたので、東西交易の拠点であったイスタン
ブールに中国から名品が沢山入ってきた。現在、ここの青花は中国以外では超一級
のコレクションとなっている。

青で感動するのがもうひとつある。それは右のイズニック産のタイル。吸い込まれそう
になるほど神秘的な青である。中央部は深い青の地にイスラム特有の植物の文様
がシンメトリックにびっちり描かれている。壁面に精緻な文様が施された青のタイルを
使った装飾的な空間にいると、感激のあまり言葉を失う。一般客の入れないハーレ
ムの部屋などは青の壁面で埋め尽くされてるのだろう。いつかまた、この魅惑的な青
に出会えればいいのだが。

|

« パウル・クレー展 | トップページ | 森田曠平の出雲阿国 »

コメント

いずつやさん

2004年に仕事でイスタンブールに1週間滞在した時に、トプカプ宮殿に行ってきました。レポは、http://cardiacsurgery.hp.infoseek.co.jp/Children04.html#Topk
です。短刀は日本に来たときにも見ましたが、大したものですね。厨房には中国陶磁の多いのにもびっくりしました。
栄枯盛衰世の習いですね。

投稿: とら | 2006.02.12 23:27

to とらさん
イスタンブールは見所一杯ですね。大きなモスクや地下宮殿も印象
深いです。トプカフ宮殿の財宝や中国のやきものに魅了されました。日本に
トプカプの短剣がやってきたのはニュースで知ってましたが、大変な賑わい
だったのではないでしょうか。

投稿: いづつや | 2006.02.13 09:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/8625290

この記事へのトラックバック一覧です: トプカプ宮殿博物館:

« パウル・クレー展 | トップページ | 森田曠平の出雲阿国 »