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2005.12.26

岡本太郎記念館

255昨日に続き、再度岡本太郎。生田緑地でみた岡本太郎の絵画や彫刻のインパクトが強すぎたのか、この際一気に太郎芸術に急接近しようと思い、南青山の岡本太郎記念館に足を運んだ。

よく訪問する根津美術館のすぐ近くにあるのに、迷宮美術館で紹介された8月まで知らなかった。それから間をおかず、根津美の企画展を見たついでに、ここへ寄ったのだが、生憎休館日で中に入れなく、庭に設置してあるオブジェを
チラッと見ただけだった。ここは多くの美術館と違い、なぜか火曜日が休みなので
注意が必要!

岡本太郎のアトリエがあった家が、1998年、岡本太郎記念館になり、絵画や
オブジェが一般に公開されている(3ヶ月ごとに展示替え)。展示の部屋は広くない
ので作品は多くないが、あのインパクトのある具象抽象画に会える。今回出てい
たのは館のパンフレットに使われてる右の“雷人”。なかなかいい絵。典型的な
具象抽象画かもしれない。

左の上にある大きな指をした手が印象的。もう一つの手は右のほうにある巨大な指
でイメージさせようとしているのであろう。手と較べて2本の足はちゃんと描いてある。
得意の太陽の姿をした白い顔の雷人が天に向かって“俺は雷人だぁー”と叫んで
るようにみえる。岡本の絵をみるならこの絵のようにパワーがあり、音や声が聞こえ
てくるようなのがいい。見る方もしゃきっとする。

この絵の前に、“午後の日”という名前の子供が頬づえをついたような黒いオブジェ
がある。アニメのキャラクターになれそうな可愛い顔をしており、心が和む。岡本太郎
の墓碑に使われてるらしいが、子供のような無垢な心を持ち、自由に物をみていた
アーティストなので、このオブジェはうってつけのように思われる。

庭には生田にあった“樹人”や大きな耳のような羽を広げる“鳥”などのオブジェが
互いに個性を主張していた。魂が宿り、この庭に集まり会話をしているようだ。これら
のオブジェや彫刻を見てると、時間が経つのも忘れてしまう。岡本芸術が人の心を
打つのは、自然のやさしさ、おおらかさ、神秘性や生き物の力強い生命力が作品に
表れてるからであろう。岡本太郎の作品にとりつかれてしまった。

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