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2005.12.07

王子江個展

23611/27の拙ブログ“王子江水墨画展”にコメントをして頂いたじゅんさんから王子江(おうすこう)さんの個展に関する有難い情報を教えてもらったので、12/2と本日、2回会場に足を運んだ。

個展が行われているのは銀座3丁目美術会館1F、ギャラリー青羅(Tel:03-3542-3473)。王子江さんは毎日、ずっとおられて来場者と応対されている(会期は10日まで)。

NHKの番組でも感じたが、実際にお会いし、話をしてみても、この中国人画家
は人間として本当に素晴らしい人だった。初対面なのに、いろいろ絵のことをし
ゃべって頂いた。その言葉の端々に豊かな人間性がでている。なぜ、2度も
でかけたかというと、先頃丸善で買った王さんの画集2冊にサインをしてもらうた
めと、隣の方にも新作を見せたかったから。

千客万来なので、王さんからそんなに長くはお話しを聞けなかったが、いく
つか貴重な情報を入手した。その一つは水墨画の大作、“雄原大地”(2m×
100m)が公開されてる茂原市立美術館(12/18まで)に王さんは16日
行くことになっているらしい。なんでも“雄原大地”をみるツアーが組まれており、
大勢の人が参加するようで、その関係で茂原を訪れるとのこと。時間は分から
ないが、会場で王さんが絵の説明をするのかもしれない。→詳しいことは美術
館で(Tel:0475-26-2131)

もう一つは、08年は王さんが日本に来て20年の節目の年なので、上野の
森美術館で回顧展をやることが決まっているとのこと。これは一番望んでいた
ことで、今から開幕が待ち遠しい。

この個展では20点くらいの絵が値段つきで飾られている。ギャラリー青羅でこ
の時期、もう10年開催してるそうだ。墨絵のものと墨彩絵がある。風景画が多い
が、日本の祭り、中国の屋外食堂の様子、トルコの繁華街など人物を描いた
ものもある。右はお気に入りの一つ、“水郷印象”。既に買い手がついている。
江南地方の水郷地帯だろうが、巧みな構図と印象派の絵を思わせる光の表現が
素晴らしい。ロマンティックな趣のする水郷風景である。まだこの地方を訪問
したことがないが、きっとこの絵の通り、深い情趣を味わえるところなのだろう。

来年から、桂林や蘇州など水墨画の世界を楽しもうと計画しているが、王さんの
風景画の傑作に接してますますその気になってきた。

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コメント

王氏の個展、結局都合がつかなかったのですが(涙)
本当に素敵な個展だったようですね。
風景画、桃源郷のような幻想的な華やかさがあります。
来年こそは、必ず王氏の絵を見に行きたいです。

投稿: gem | 2005.12.12 12:45

to gemさん
王子江さんは天才画家です。若い頃は洋画を描いてたそうです。茂原
市立美術館には“雄原大地”のほかに20点くらい、普通サイズの絵が
展示してあるのですが、そのなかにクリムトの“ベートーベンフリーズ”に
でてくるような妖艶な女性を描いたアールヌーボー風の絵があるんです。

部屋に飾っておきたいようないい絵で、そのことを王さんに言ったら、“あの絵
を欲しいという人が多いんです”とおっしゃってました。王さんは棟方志功
の版画に感銘を受けたようです。個展に棟方志功の絵を背景に金箔で
飛天を描いた作品が展示されてました。私も棟方の絵が好きで鎌倉の棟方
板画館に通ってますので、話しが合いました。

王さんの画集は秀作社出版(03-3543-1818)から2冊でてます。
“雄原大地を描く”(96年4月、3800円)、
“人物・中国・ヨーロッパを描く”(99年2月、4800円)。
大きな書店には在庫があるかもしれません。ご参考までに。

王さんの展覧会等があれば、案内してくれることになってますので、また情報を
お流しします。王子江さんとは一生付き合っていこうと思ってます。

投稿: いづつや | 2005.12.12 16:51

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