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2005.07.14

国宝 孔雀明王像

Scan10050東京国立博物館の国宝室に今、仏画の“孔雀明王像”が展示してある(7/31まで)。この前はここに白い象の上に乗った“普賢菩薩像”がでていた。これらの仏画の傑作を見たのは10年ぶり。

仏画に惹かれるようになったのは1995年、奈良国立博物館で開館100年を記念して開催された“日本仏教美術名宝展”に出会ったため。この時、全国の寺院、博物館から代表的な仏画が沢山出品され、その多くが国宝であった。

期間毎に展示替えがあったので、その全部を見ることはできなかったが、観音像、菩薩像、不動明王、阿弥陀図、涅槃図、十六羅漢像の名作を釘付けになって見た。以来、国宝の仏画を美術鑑賞のリストに加えている。

ここで見逃した作品も一部はその後開かれた展覧会、例えば、03年にあった
“空海と高野山展”などでリカバリーの機会があり、済みマークがついている。
でもまだ、“山越阿弥陀図”(京都、禅林寺)、“阿弥陀二十五菩薩来迎図”
(京都、知恩院)、“釈迦金棺出現図”(京博)、“阿弥陀聖衆来迎図”(有志八幡
講十八箇院)などの傑作(いずれも国宝)が残っている。見終わるには何年
もかかりそう。

東博にでている右の“孔雀明王像”は平安時代、12世紀の作。通常、明王像は
怒りの姿をとるが、この孔雀明王は柔和な姿の菩薩相をしている。これは、
優雅な姿をしながら毒蛇を食べる孔雀の力を神格化したからだと言われている。
最近、截金師(きりかね)、江里佐代子(えりさよこ)の展覧会をみたので、孔雀
の羽一本一本まで表す精緻な截金文様に注目してみた。孔雀だけでなく、明王
の衣装やアクセサリーにも極細の金箔が丁寧に貼られている。画面一杯に真
正面向きの明王と孔雀を描く曼荼羅的な構成が見事。

東博にはまだ国宝“虚空蔵菩薩像”、“千手観音像”がある。これらも早めに見
たいものである。

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コメント


東博出し惜しみ?してますね~
まぁ、あまり長い期間展示できない
作品でしょうから、仕方ないのでしょうが。。。

東博の近くに住んで年間パスポート欲しいです。

さて、さて、明日はオフ会です
西美の前でお待ちしています。
懇親会も出ていただけますよね?

投稿: Tak | 2005.07.15 10:59

to Takさん
東博の平常展は年間を通してみると凄い作品群になりま
すので、頻繁に足を運ぼうと思ってます。
明日のオフ会楽しみにしてます。懇親会も勿論参加します。

投稿: いづつや | 2005.07.15 15:34

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