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2005.06.28

山寺と松尾芭蕉

104昨年、横浜に戻ってきたとき、東北の名所旧跡をまわる楽しみを夢に抱いた。

優先順位は決めてないが、例えば、羽黒山五重塔、米沢市上杉博物館にある洛中洛外図(国宝、狩野永徳作)、山寺、盛岡、奥入瀬渓流、弘前公園の桜、青森ねぶた祭などなど。また、既に訪問したことのある仙台の瑞鳳殿や松島などにも行ってみたい。

東北旅行の第一弾が山形県の山寺となった。山寺には着いてすぐ登る
のでなく、山寺全体が見渡せる高台に行き、山寺が下からみてどのくらいの
所に建てられてるのかを概観する。この段階で、あそこまで登れるか
なとちょっと心配になってくる。体力に自信のないひとはここで脱落。ここは
登山グループに入って、一番高いところにある奥の院をめざすことにした。

奥の院までは1100段あるという。山門をくぐって石段を進むと、老杉や
木々が頭上に聳えている。石段は少しずつ急になり、全山の半分ほど登った
ところに松尾芭蕉の句が刻まれた蝉塚がある。860年、慈覚大師が
開いた天台宗の山寺(正式には宝珠山立石寺、ほうじゅさんりっしゃくじ)に
芭蕉は1689年に訪れ、有名な“閑かさや岩にしみいる蝉の声”の句を
詠んでいる。切り立った岩肌の前でこの句を詠むと、まだ、蝉の声は聞こえ
ないが、この俳句の世界が実感できる。岩にしみいるという表現が凡人
には思いつかない。

1100段の石段はさすがにキツイ。途中で休憩をとりながらやっと奥の院に
たどりついた。ここに長居はできない。見晴らしのよい舞台式御堂、五大堂が
実質の到達場所(右の写真の右端)。下の高台から見えていた五大堂から
の眺めは素晴らしく、苦労して登ってきた甲斐があった。でも、足はガタガタ
している。こういう時の下り方は難しい。なんとか登山口まで帰った。

これまで登るのに難儀をしたのは琴平の金刀比羅宮の石段だったが、ここは
御本宮まで785段なので、山寺の石段数のほうが多い。いい思い出
になった。

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コメント

山形に行った時、この山寺の近くまで行きましたが、「あそこが山寺です」って案内されて、時間もなかったので、見上げただけで終わりました。(^_^;)

投稿: リセ | 2005.07.02 23:44

to リセさん
山寺は一番高いところにたどり着くまで、ちょっとキツかったです。
1100段あるんです。隣の方は金刀比羅宮の方が石段がずっと続いて
いるのでしんどかったと言ってます。五大堂からの眺めが素晴らしく、
登りの疲れをマイルドにしてくれました。

投稿: いづつや | 2005.07.03 17:34

山寺は2回行きました。あの石段はきっ!でも楽しかった。

投稿: あいどまちっくなBlog | 2005.07.26 12:38

to あいどまちっくなBlogさん
はじめまして。書き込み、TB有難うございます。山寺ははじめて
登りました。体調があまり良くなかったものですから、頂上まで
ふーふーいって登りました。でも、苦しかった分、余計に五大堂
からの眺めが素晴らしく感じました。いつか、またチャレンジ
したいと思います。

投稿: いづつや | 2005.07.26 15:31

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