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2005.06.13

鎌倉の北大路魯山人展

93鎌倉の小町通りに和菓子の老舗、源吉兆庵がある。本店は岡山市。広島にいたとき、岡山に出張の折、この店の和菓子を買ったことがある。

ここの社長が熱心な魯山人陶器のコレクターで、01年鎌倉のお店のすぐ後ろに吉兆庵美術館を開館させ、魯山人の陶磁器、漆器、書画などを展示している。

横浜そごうで魯山人展をみたあと、この美術館にも魯山人の作品があること
を知り、いつかのぞいてみようと思っていたら、タイミングよく、4/8から7/5
まで“北大路魯山人展”をやっていた。年4回企画展を開催し、四季の移り変わ
りにあわせて魯山人の作品を展示するという。

今回、魅力的な陶器がいくつもあった。圧倒されたのが“雲錦大鉢”。
桜と楓を意匠化した鉢を雲錦鉢(うんきんばち)と呼んでいる。これは江戸時代
の京焼の陶工仁阿弥道八が考えだしたものだが、魯山人風アレンジによる
桜の白と楓の赤が優雅に融合している。本店が岡山県にあるということで、
備前焼の鉢、平鉢、花入などが比較的多くある。

気に入った一品は右の“乾山風椿絵鉢”。2階の奥にしつらえた茶室に飾られ
ている。白、赤、緑、黄色の配色が実に見事で、眩いくらい。尾形乾山が
制作した色絵透彫反鉢を連想させる作品である。乾山は陶器の形よりは色彩
を重視し、透彫では鮮やかな赤の紅葉を華麗に描いている。椿絵鉢のほか、
同じ乾山風の色絵糸巻文角平向付も名品。

こうした作品をみると、魯山人という陶工がいかに尾形乾山を敬愛していたか
がわかる。現在でも、京都の老舗料亭などでは乾山のつくった器に料理が
盛られてるという。料理人魯山人も自分でつくった板皿や鉢に自慢の料理
を盛り付けている。デザイナー乾山、魯山人の意匠がいつまでも心に
残っている。

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コメント

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投稿: 湯乃郷窯 | 2005.09.20 12:06

to 湯乃郷窯さん
はじめまして。書き込み、TB有難うございます。仕事で
中国地方に住んでた関係で備前焼はよく見ました。
これからもよろしくお願いします。

投稿: いづつや | 2005.09.24 16:32

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