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2005.05.03

ベルリン至宝展のマネ

62現在、上野の東京国立博物館で開催されている“ベルリンの至宝展”は見所一杯。会期は6/12まで

03年、ペルガモン博物館を訪れたとき、ベルリンには一級の美術品を収蔵する博物館がいくつもあることを知った。世界遺産となってる博物館島にはペルガモンの他、ボーデ博物館、絵画館、エジプト館、ギリシャ・ローマ館があり、2015年までにはこれらの博物館は全部つながるらしい。

この復興計画が完成すると、ルーブル、大英博物館に匹敵する大博物館が
ベルリンに誕生することになる。今回はこれらの博物館からきた美術品がエジプト、
ギリシャ・ローマ美術、中世ヨーロッパ彫刻、ヨーロッパ古典絵画、近代美術
などに分けられて展示してある。

各部門共、目が離せない作品が多くあり、熱心にみるとかなりの時間を要する。
エジプト美術では、TVで紹介されたレリーフ“太陽神アテンとアクエンアテン王
の家族”、チラシに載ってる“ティイ王妃の頭部”に足がとまる。王妃の頭部は
エーこんなに小さいのという感じ。

古代西アジア美術の圧巻はバビロンから出土した“ライオンの装飾煉瓦壁”とニル
ムドにあった宮殿のレリーフ“アッシュール・ナシルパル2世と精霊”。これをペル
ガモン博物館で見たときは感激した。日本でこれを見られる幸せをかみしめてい
る。中世ヨーロッパの彫刻はこれまでみる機会が無かったので、木彫の作品をじ
っくり観た。ポプラ材、クルミ材、樫材、リンデン材などが使われている。

この展覧会で一番みたかったのが絵画。なかでも感動の一品は右のマネの絵。
題名は“温室にて”。縦115cm、横150cmの大きな絵。ベンチに座ってる帽子
を被った女性に存在感がある。マネはいい女性画を描く。ルノワールが描く愛らし
い笑顔の女性にも魅了されるが、マネの静かにじっと見つめる女性にも心を揺
さぶられる。

これまでみたMyマネ女性画はロンドン・コートールド・ギャラリーの“フォリー・ベル
ジェールの酒場”、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの“サン・ラザール駅”、シカ
ゴ美術館の“新聞を読む女性”であったが、この“温室にて”を即時登録した。

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コメント

見ごたえのあった美術展でしたね。エジプトのコーナーは、先日名古屋でルーブルのエジプト展も見ていたので、さほどの感激ではありませんでした(こちらも人が多くて)が、最後の絵画のコーナーは大満足でした。先日のドレスデン展でも感動した、ドイツ古典主義のカールスの絵があってしばし見とれました。マネは黒の使い方がとても洗練されていますね。

投稿: リセ | 2005.05.04 23:19

to リセさん
ベルリンの博物館島には名品が沢山あることが、ここの出品で想像
できますね。2015年にはこれらが全部つながるようですので、
そのころ訪れてみたいです。

お目当てはどうしても絵画になります。近代絵画ではマネの絵に魅了
されました。カールスの絵はこれまで縁がなかったのですが、
“孤独な木”、“海辺の月の出”に足がとまりました。孤独な木はマネの
温室にてとともに絵画部門の目玉ではないでしょうか。

投稿: いづつや | 2005.05.05 21:59

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受信: 2005.05.05 11:09

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