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2005.05.22

ベルニーニ

297昨夜の美の巨人たちはベルニーニを取り上げていた。ローマに行ったことはあるが、まだ、バロックの天才彫刻家、ベルニーニの美術館や教会にある作品にお目にかかってない。

ナヴォーナ広場の“四大河の噴水”やバルベリーニ広場の“トリトーネの噴水”でベルニーニの天才ぶりが十分にうかがえるが、これらよりももっと凄そうなのがボルゲーゼ美術館にある大理石彫刻の傑作、“プロセルピナの略奪”、
“アポロンとダフネ”、“ダヴィデ”や今回美の巨人で紹介された“聖女テレジア
の法悦”、“福者ルドヴイーカ・アルベルトーニ”。

サンタ・マリア・ディラ・ヴィットリア教会にある聖女テレジアの法悦は信者が
お祈りをするところから3メートルの高さに置いてあるので、右の目と口を半開き
にしたテレジアの顔を見ることはできない。テレジアの左にいる天使は
やさしく聖女の衣をつかみ、再び黄金の矢を突き刺そうとしている。

テレジアが着ている衣服の柔らかい質感にびっくりする。材質は硬い大理石
なのにどうしてこんな曲面を自在につくれるのだろう。昔、BS2でイタリア在住
の彫刻家安田氏がローマの美術品を案内する番組があり、“アポロンとダフネ”
の製作にはものすごい高い技術が必要で、ベルニーニは天才だと語って
いたのを思い出した。聖女テレジアの法悦をあらわした表情にも興味はあるが、
神業ともいえるこの衣を是非みてみたい。

また、番組にもでてきた“プロセルピナの略奪”にも衝撃をうけた。ハデスの
片方の指がプロセルピナの太腿に食い込んでいる!!これ本当に
大理石なの?どんな技量がゴムのような柔らかさを生み出したのか。

ベルニーニを知らなければローマを知ったことにはならないという。
そうかもしれない。次回ローマを訪問するときはボルゲーゼ美術館などの
ベルニーニめぐりを実現したい。

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