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2005.05.10

箱根のラリック

426先週のNHK日曜美術館ではラリックを取り上げていた。見る前は今、東京都美術館で開催中のアール・デコ展を紹介するのかなと思ったが、女性司会者の二人と人気の華道家が箱根ラリック美術館を訪れるという趣向だった。

昨年、北澤美術館のガレにスポットライトをあて、今回はラリック。NHKのスタッフはアール・ヌーボーがよほど好きとみえる。

3月、開館直後の箱根ラリック美術館を訪れたときは、ラリックの制作した宝飾
品に魅せられた。ブローチ、ペンダント、ネックレス、ブレスレッドなどの形、色
合いにラリックの繊細な美意識、センスの良さを感じる。女性と蝶を合体させた
ブローチや黄金の蛇をあしらったバックルなどはっとする造形がいくつもあった。
女性と蝶のブローチはあまりの小ささにスタッフもがっかりしたのか、スタートの
タイトルのバックに使っていたが、本編のなかではカットされていた。

右の作品は1900年万国博覧会に出品した“ショーウインドウの装飾棚・蝶の
女”。ショーウインドウを囲んだブロンズ製のオブジェ。2階に展示してある。形は
ブローチと同じタイプで女性が蝶の羽のマントを羽織ってる感じ。

これをじっとみていた時、昔見た映画の一シーンを思い出した。それは羊たちの
沈黙。鉄の檻から脱出した噛み切り男、レクターが警察官を殺害し、このオブジ
ェのような形で天井に吊り上げてた場面。

この番組をみて後悔したことがある。美術館へ入る途中にクラシックカーが展示
してあり、そのカーマスコットはしっかり見たのだが、豪華列車「コート・ダジュー
ル」号のために造られた装飾パネルを見逃してしまった。入って左側のレストラ
ンは覚えてるが、その向こうにわざわざフランスから運んできた列車があった
とは。うかつだった。パンフレットをみるとちゃんと載っている。

でも、注意が必要。この中でコーヒーが飲めるのだが、完全予約制(専用予約
カウンターで予約)。料金は一人2100円(デザート付き)。次回、箱根に行く時
は是非、ラリックの美しいパネルに囲まれてコーヒーを飲んでみたい。

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» 「スポットライト」でブログ検索してみました。 [日刊カタログ]
「 スポットライト 」の検索結果で、「いづつやの文化記号 .. 」さんを紹介させていただきました。つながり系サイトです。 [続きを読む]

受信: 2005.05.11 19:31

» 箱根ラリック美術館 [弐代目・青い日記帳]
箱根ラリック美術館に行って来ました。 2005年3月19日に箱根仙石原に開館したばかりの 真新しい美術館に行って来ました。 結論から先に言います。 「とても素晴らしく、とてもお勧めできる美術館です。」 ラリックの作品は自然の造形をそのまま デザインとして取り入れた作品が中心ですが そのラリックにとってはまさにこの美術館の 建っている場所はこれ以上ふさわしい場所は無い!と 言えるほど素晴らしい自然に取り囲まれています。 オーナーが美術館を建てるにあたって ... [続きを読む]

受信: 2005.05.29 17:17

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