« ゴッホ美術館のドンゲン | トップページ | デ・キリコ »

2005.04.14

エゴン・シーレ展

348ゴッホ美術館の新館でエゴン・シーレ展をやっていた(3/25~6/19)。オランダでシーレの大規模な回顧展が開かれるのははじめてらしい。

お目当てのゴッホの作品を観た後、急いで観賞した。思わぬビッグなオマケに得した気分。会場にはウイーンのアルベリティナ・コレクションから水彩、グワッシュ、素描、油彩が沢山飾られている。

興味深かったのはシーレがゴッホの絵に触発されて描いた作品。一つは
ゴッホの“寝室”の影響をうけた“画家の部屋”。もう一点はひまわりを意識
した同名の絵。シーレはゴッホの寝室を1909年、ウイーンで開催された
国際クンストシャウ、ウイーン展で見たらしい。シーレが寝室に霊感を得て
描いた“画家の部屋”は赤や紫が印象的で、なかなかいい絵。

“ひまわり”は95年、日本であった“ウイーンのジャポニスム展”で一度みた。
その時はシーレがゴッホのひまわりの影響をうけたことは知らなかった。ウイ
ーンやドイツの表現主義画家にとってゴッホの絵はかなり刺激的だったのだ
ろう。

最後のコーナーには名画が目白押し。昨年訪れたウイーンのベルヴェデーレ
美術館で感動した“4本の樹”にまた出会った(拙ブログ05/2/5)。
また、この美術館からは代表作“窓”も出品されている。シーレは自画像を
はじめとする強烈な印象を与える人物画を数多く描いた。どぎつい表現がドン
とでてくるのであまり長くみてられないという場面もある。こうした絵ばかりみて
るとシーレはちょっと苦手ということになる。

ここに出ていた作品は日本で観たのとくらべると、マイルドで綺麗な絵が多か
った。オランダで最初のシーレ展なので主催者は気を使ったのだろうか?右の
絵“縞模様の服を着たエディット・シーレ”に魅せられた。1915年、シーレは
エディットと結婚し、この肖像画を描いている。エディットの着ている服の色合い
にうっとり。赤、緑、紫、、黄色の縞模様をみるとマチスばりのカラリストの天分
を感じる。外見よりも内面を強くだした他の人物画とくらべ、この絵に描かれた
妻は静けさをたたえている。

|

« ゴッホ美術館のドンゲン | トップページ | デ・キリコ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エゴン・シーレ展:

« ゴッホ美術館のドンゲン | トップページ | デ・キリコ »