レンブラントの夜警
4/1からオランダ、ベルギーを旅してきた。申し込んだツアーの売りは花と名画との出会い。花はキューエンホフ公園に咲く水仙やチューリップ。そして、名画はレンブラント、ゴッホ、フェルメール、ルーベンス、ファン・エイクの巨匠が描いた傑作。
感激は花だけでなく、団子にもある。ベルギーの美味しいビール、ムール貝、甘くてとろける味のチョコレート。旅行には三つの楽しみがあるという。
行く前の期待感、現地での感動、最後に帰ってから思い出に浸る楽しみ。で、
旅の楽しみを簡単な旅行記でリフレインし、名画や素晴らしい風景でうけた感動
をパック詰めにしておこう。
最初に訪れたのはアムステルダム。この町に来たのは3回目。昨年10月にも
来た。アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館に行けるのが嬉しくてたまら
ない。国立美術館のほうは、現在建物を大改修のため、美術館の一部を使って
作品を展示中。
昔、入場したところとは全然違うので、全く新しい美術館を訪れたような感じ。
入館すると、心はレンブラントの“夜警”へとはやる。この美術館では現地のガイ
ドさんが絵画の説明をしてもいいことになっているが、話は半分聞くと、どんどん
先行して夜警のコーナーにたどりついた。
22年ぶりにこの絵を観た。真ん中にいる隊長と副隊長だけに左斜め上から光が
当っている。この絵には34人が描かれているが、この2人だけが一歩前にいて、
動き出すような感じがする。隊長が“前に進め”と号令をだした一瞬がドラマチッ
クに描かれている。これまでの集団肖像画とはあきらかに違う。隊長、隊員と
一人の少女の表情や動きを光と影で演出し、内面の感情までも描きだしている
のが凄い。
レンブラントの他の作品にも感じることだが、副隊長が着ている黄金色の衣装の
質感に驚かされる。レンブラントの画才の高さにあらためて感服した。
今旅行の日程は
アムステルダム ー キューケンホフ公園 ー ハーグ ー キンデルダイクの
風車ーアントワープ ー ブリュージュ ー ゲント ー ブリュッセル。
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コメント
いづつやさん。
お帰りなさーーい。
ゆっくりしてから
たくさん記事upしてください。
楽しみに待ってます。
ところで、どのような行程で
まわられてきたのですか??
投稿: Tak | 2005.04.10 21:36
to Takさん
アムステルダムは昨年ちょっと立寄ったのですが、ブリュッセル、
ブリュージュは22年ぶりの訪問でした。美しいブリュージュ
の町をまた散策でき、気分は最高でした。
そしてハーグのマウリッツハイス美術館でフェルメール
の名画とご対面。これから、少しずつ感動した絵や風景のこと
をアップしようと思います。
投稿: いづつや | 2005.04.11 20:14