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2005.04.29

ヴィクトル・オルタ

59最近はアールヌーボーの作品を観る機会が多い。あまり馴染みのなかったルネ・ラリックの展覧会を2回もみた(拙ブログ3/23、29)。

そして、ここブリュッセルには建築家ヴィクトル・オルタが建てたアール・ヌーボー様式の建築物がある。2000年にこれらは世界遺産に登録されている。

現在、一般公開されてるのは右のオルタ邸のみ。このオルタ美術館は町の
中心からちょっと離れたところにある。徒歩と電車を乗り継いで近くまで行き、
あたりをきょろきょろしてると、ツアーで一緒になった母親&娘、息子のご家族
の方にお会いし、美術館の場所を教えてもらった。

玄関を入ると大理石の階段ホールがある。水の流れをイメージして設計された
という。この階段を上がったところが食堂。間口は6mしかないが、奥行きは
20mもある。最上階には美しいステンドグラスの天井がある。今では製作不可
能なアメリカングラスでこの天井は作られている。これは直射日光をあてると
光が拡散される鉄粉をまぜた特殊なガラス。

なかの吹き抜けはより多くの光をとりこむため上にいくほどその空間は拡大
している。これにより新感覚のデザインが施されている扉の取っ手や蝶番の
ディテールまではっきり見ることができる。邸宅の内部にいて魅了されるのは
ガラスと鉄を使った明るい居住空間と植物の蔦を連想させる曲線がおりなす
装飾美。部屋一つ〃に雰囲気があり、床や壁面の繊細なデザイン、柱や
階段のうねりを見ていると時間が経つのも忘れてしまう。

楽しい気分にさせてくれたこのオルタ邸を見ることができたのは大きな喜び。
ヴィクトル・オルタはブリュッセル中央駅の設計を手がけている。昔、ここにも
来たはずだが、全く覚えてなかった。中央駅はちょっと高台にあり、ここを下っ
ていくとグラン・プラスにでる。自由行動の最後に聖ミシェル大聖堂を訪れた。

拙オランダ・ベルギー旅行記におつき合いいただきまして有難うございます。
絵画、観光地を中心に感動をブログ詰めにしました。一つ残念なことはベルギ
ー王立美術館の最大の楽しみであったダリの“聖アントニウスの誘惑”が
フィラデルフィア美術館に貸し出し中で見れなかったことです。大ショックですが、
楽しみは先にとっておくことにしました。これからもよろしくお願い致します。

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