« 堂本印象美術館 | トップページ | 平家納経と俵屋宗達 »

2005.03.29

ルネ・ラリック展

224京都駅ビルに入っている伊勢丹の7階でルネ・ラリク展というのをやっていた(3/28まで)。正確には美術館「えき」KYOTOの企画展。こんなところに美術館があるとは知らなかった。箱根でみたラリック作品がいまひとつぐっとこなかったので、口直しのつもりで入ってみた。

展示の大半はガラス工芸。魅力的なのが一杯ある。箱根の専門館にもガラス工芸の名品が揃ってたが、ここの造形の美しさ
にも釘づけになる。ラリックは宝飾品で名をなした後、50歳頃からガラス工芸
作家に転向し、透明ガラスで光の表現を追求する。造形に多く使われたのが
裸体の女性。

そのなかで魅せられたのが右の“三足鉢・セイレン”。ギリシャ神話にでてくる
美しい歌声で船乗りを誘惑するセイレンを、透明ガラスのなかに人魚の姿で
表現している。これは代表作のひとつだそうだ。じっと見てると目の前に人魚が
ゆらゆら動いてるように見える。

この作品のとなりにはオウムやインコをモティーフにした綺麗な花瓶がある。
また、光の角度でガラスの色がブルーになったり、オレンジ色になったりする
オパルセント・ガラスを使った作品が素晴らしい。裸婦を形どった花瓶や立像
は見る位置により色が変わる。このオパルセント・ガラスは1925年頃から
ラリックが使い、アール・デコ期に大流行したらしい。

このほかにも、香水瓶、カーマスコット、時計などにラリックが創作した優雅で
モダンな造形美をみることができる。この展覧会はこの後、日本橋高島屋に
巡回する(3/30~4/11まで)。

|

« 堂本印象美術館 | トップページ | 平家納経と俵屋宗達 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/3487779

この記事へのトラックバック一覧です: ルネ・ラリック展:

« 堂本印象美術館 | トップページ | 平家納経と俵屋宗達 »