« ポーラ美術館のルノワール | トップページ | レンブラントの自画像 »

2005.03.23

箱根ラリック美術館

34箱根、仙石原にルネ・ラリック専門の美術館が出来たというので行ってみた。今までラリックの宝飾やガラス工芸をまとまった形で見たことがないので、期待して観た。清里にも北澤コレクションがあるそうだが、まだ訪れてないのでこの新美術館が所蔵する作品のレベルがどのくらいなのか分からない。

2階建ての美術館はガレと並ぶアール・ヌーボーの旗手であるルネ・ラリックの創作活動の全貌がわかる展示になっている。ジュエリー、香水瓶、花器、置物、建築装飾など目を奪われる作品が
綺麗に展示してある。その中で、美しいと感じたのが右のブローチ“風の精あるい
は羽のあるセイレーン”。女性と蝶を組み合わせた造形がなかなか魅力的。世界
美術館紀行で紹介されたグルベンキアン美術館(リスボン)に“蜻蛉の女”という
素晴らしいブローチがあった。ここのも同じタイプだが、ちょっと小さい。

3/17の新聞に載ったオープン通知広告にこれが使われていたので、期待を膨
らませて観たが、ありゃら。。こんなに小さいのというくらい小さい。残念。。。学芸
員の人が“皆さん、そう言われるんですよね。館長のお気に入りでして”と恐縮し
ていた。確かに、いいブローチだと思う。でも、小さすぎる。これを言ってはいけな
いが、騙されたような気分。見ごたえがあるのは2階にあるガラス工芸。なかでも
斬新なデザインの花器が秀逸。

料金は1500円。そして、またまた駐車料金を300円とってくれる。近くのポーラ
美術館が500円とるのでここも右に習えしたのだろう。これではリピート客には
なれない。

なお、日本橋高島屋でも3/30から4/11までルネ・ラリック展が開催される。この
美術館の宝飾品は全般的に小ぶりで、満足感はいまいちだった。展覧会で一番
必要な、これが目玉というのがない。ここでの消化不良が高島屋の展示品で解消
されればいいのだが。

|

« ポーラ美術館のルノワール | トップページ | レンブラントの自画像 »

コメント

いづつやさん、ご無沙汰です。いつも拝見させていただいているのですが、書き込みが追いつきません。

でも、このブローチをみたら黙って通り過ぎることができませんでした。だって、以前に、ひろしま美術館でみた「パリ1900展」のジョルジュ・フーケの“シカモア”によく似ているんですもの。

“シカモア”はペンダントトップだったのですが、ペリドット(8月の誕生石)の若草色が美しく、小さいながら存在感十分で、私はどの作品よりもその前で立ちつくし、何度もその場所に戻ってきてはうっとりしたのものです。誰もみていなければ、こっそり持って帰りたかったくらいです。(^_-)-☆

ガレやラリックの時代は、本当に華やかで繊細なよい作品がありますね。それを美しい色形のまま、今見ることができるというがまた素晴らしく、幸福です。

それにしても美術館で駐車場代をとるなんてもってのほかですよね。道後にもありますよ、そういう美術館。入館料が高い上にそれではリピーターは望めませんね。

投稿: リセ | 2005.03.23 23:58

TO リセさん
ラリックの作品にあまり縁がなく、図録もありませんのでどれが
代表作かわかりません。これは傑作だなあと感じたのはグルベンキアン
美術館の蜻蛉の女です。これと箱根ラリック館に出品されてる
ブローチが良く似ているので、これはいい機会に巡り会ったとばかり
に出かけたのですが、サイズが小さいんです。これがもっと大きかったら、
見栄えがするに違いありません。大きさには不満ですが、造形として
は一番気に入ってます。

ひろしま美術館であった“パリ1900展”はとなりのひとが観に行き、
感激してました。フーケの作品を観たかったですね。昨年からティファニー、
ガレとアールヌーボーの作家が近くなりました。ラリックの宝飾品や
ガラス工芸をもっと見たくなったので、高島屋に期待してます。
日本橋では三越と高島屋で展覧会を競ってる感がありまして、
ヒットを連発してます。

ポーラ美術館とこのラリック館で駐車料金をとられたのには参りました。
美術館も色々です。

投稿: いづつや | 2005.03.24 21:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 箱根ラリック美術館:

« ポーラ美術館のルノワール | トップページ | レンブラントの自画像 »