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2005.03.22

ポーラ美術館のルノワール

Scan10047箱根にあるポーラ美術館を訪れた。開館3周年を記念して今、自慢の印象派作品をずらり展示している(8/28まで)。入場料が1800円と高め。また、駐車料金を500円もとられる。美術館に行って駐車代を払わされたのははじめて。肝心の印象派の名作に会う前にこの美術館に対する好感度は減じられた。嫌な予感。

でも、出品作の質は高い。数も多い。印象派の絵を所蔵する国内の美術館で特○はブリジストン、大原、ひろしまだが、ここも名画が揃っている。セザンヌ、モネのコレクションは一級品。セザンヌは“アントニー・ヴァラブレーグの肖像”、“プロヴァンスの風景”、“アルルカン”が秀逸。モネがまたいい。睡蓮の傑作が2点、
連作の積みわら、ルーアン大聖堂は国立西洋美術館のモネ作品に見劣りしない。
ゴッホ、ゴーギャンは残念ながら見るべき絵がない。これはこの美術館に限ったこと
ではないので評価が下がるわけではない。

ルノワールの絵が結構ある。そのなかの傑作が、右の“レースの帽子の少女”。この
絵を観たいがためにMOAのあと箱根までドライブした。国内にあるルノワールでは
ブリジストンの“座るジョルジョット・シャルパンティエ嬢”と並ぶ名画ではなかろうか。

このレースの少女は1891年に描かれた。“真珠色の時代”と呼ばれる1890年代、
ルノワールは女性を描く際、白い下塗りをし、その上に明るい透明な色彩をうす塗りし、
肌の質感や柔らかさを出している。レースの帽子の少女には心うたれた。MY女性画
にも当然登録。

料金には不満が残るが、ルノワール、モネ、セザンヌの傑作を見れたのでまあいい
展覧会だったとしておこう。

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