« ラ・トゥールのマグダラのマリア | トップページ | 岩佐又兵衛の浄瑠璃物語絵巻 »

2005.03.19

ピレシュが弾くモーツァルトピアノ協奏曲

N響アワーでやっていたピレシュのピアノ演奏を聴いている。1944年リスボン
生まれのこの女流ピアニストはモーツァルト弾きの大家だそうだ。先週流されたの
は83年と92年とちょっと昔の演奏会。ビデオ収録したのは2度目。このポルトガル人
ピアニストの演奏をはじめて聴いたのは、99年のベルリンフィルとの共演で
弾いたモーツァルトピアノ協奏曲ホ長調K271。指揮はハイティンク。

このときは、ショートカットの髪をした柔らかい感じの中年の女性が弾くモーツアルトは
とてもすがすがしく、いい演奏だったという印象だった。

解説者の話によると、今やモーツァルトの名手だという。99年の演奏から
そのことに充分納得がいく。今回聴いたのは、ピアノ協奏曲12番イ長調K414と
17番ト長調K453.12番の3楽章は馴染みの曲で軽やかに弾いている。
17番ははじめて聴いた曲。この曲はモーツァルトが結婚してまもない28歳のときに
書かれている。経済的に苦しかった時期の作品。最初のパートは少しおとなしい
感じだが、3楽章は楽しい気分にさせてくれる。

マリア・ジョアン・ピレシュは同姓の女王アルゲリッチやバレンボエムのような
力強さや華やかさはないが、柔らかいタッチでモーツァルトの曲想を手堅く、
優しく演奏している。この穏やかさがこのピアニストの魅力。
これまでこの人の演奏を聴いたのは1回しかなかったので、どのくらいの
実力の持ち主か分からなかった。今回の放送をみて、昨年12月、NHK
の教育でやっていた“スーパーレッスン 巨匠に学ぶピアノ”の先生が
このピレシュだったことに気がついたが、後の祭り。ううーん、惜しいことをした。

モーツアルトピアノ協奏曲のビデオコレクションにピレシュの新たな曲が加わった。
ここ1,2ヶ月はピレシュにはまりそう。

|

« ラ・トゥールのマグダラのマリア | トップページ | 岩佐又兵衛の浄瑠璃物語絵巻 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/3358493

この記事へのトラックバック一覧です: ピレシュが弾くモーツァルトピアノ協奏曲:

« ラ・トゥールのマグダラのマリア | トップページ | 岩佐又兵衛の浄瑠璃物語絵巻 »