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2005.03.13

佐渡ヶ島

29金・土は佐渡ヶ島を訪れた。昨年行く予定だったのだが、中越地震などで新幹線が運休したこともあり、延び延びになっていた。新潟までは上越新幹線で約2時間。そのあとの両津港までのフェリーが長い。2時間20分かかる。こんなにフェリーに乗ったのははじめて。高速船だと60分で着く(料金は倍)。申し込んだツアーでは大型フェリーで佐渡に渡る。

佐渡の見所は多い。能舞台、トキ、佐渡金山、尖閣湾の断崖絶壁の景観、
たらい船などなど。一番みたかったのがトキと金山。両津港から近いところに
あるトキの森公園に現在58羽のトキがいる。20メートル離れたところ
からケージのなかにいるトキを双眼鏡でみる。トキは時折、飛び回り美しい淡い
ピンクを帯びた白色の羽を見せてくれる。この色はとき色と呼ばれる(右の写真)。

明治時代、トキの羽は羽箒(はぼうき)につかわれ、高く売れたため、
乱獲された。トキ保護センターの人の説明で分かったことだが、トキの羽毛の
色は繁殖期には頭から背中にかけて灰色になる。これは目立たないよう
首のまわりから黒い粉がでて、それを嘴で羽につけて灰色にかえるのだそうだ。
展示室にある“ミドリ”の剥製は灰色。繁殖中に死んだためだ。

2015年には60羽くらいを山に放つ計画になっているようだ。1999年、
中国からやってきた“ヨウヨウ”、“ヤンヤン”のペアリングで初めて人口ふ化に
成功して以来、トキの数は順調に増えている。野生化したトキが空を飛ぶ姿
をいつか見てみたい。

相川の佐渡金山では江戸時代に行なわれた過酷な採掘作業の様子を
ロボットで再現している。江戸や大阪から無宿人が約2000人集められ水替作業
に従事させられた。坑内が深くなると、浸水がひどくなるため、排水を人海戦術
でおこなったのである。1601年に金の採掘が開始されて、平成元年に
操業を止めるまで、この間の金の生産量は78トン。坑道の総延長は約400km
という。これは相川から東京までの距離に相当する。

島根県にある石見銀山とこの佐渡金山の採掘跡をみたので金銀の生産過程が
頭によく入った。

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コメント

私も佐渡島に友達が住んでいたのでたまに遊びに行ってました。島根県にある石見銀山とこの佐渡金山の採掘跡石見銀山のほうは拝見したことがあるのですが佐渡のほうはまだ見たことないですね。世界遺産に登録されてたと記憶しております。

投稿: 石見銀山【世界遺産】を観光してみたい | 2009.05.18 21:13

to 石見銀山(世界遺産)を観光してみたいさん
佐渡の金銀山はおもしろいですよ。石見銀山も見ま
したので金山、銀山のことを身近に感じるように
なりました。やはり現場を見るのが一番ですね。

投稿: いづつや | 2009.05.18 23:42

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