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2005.01.05

歌川広重の風景画

1004原宿にある浮世絵美術館の太田記念美術館で開館25年を記念した名品展がはじまった。

来月の26日まで所蔵の中から優品150点あまりが展示される。1月と2月で展示替えがある。

そして、同じ作品をパリの国立ギメ美術館で、今年7月から8月にかけて“大浮世絵名品展”と名うって展示するとのこと。

今回の出品作のうち、50点が肉筆画。岩佐又兵衛も1点ある。懐月堂安度
の“大江山絵巻”が面白い。大江山の酒呑童子が源頼光らに退治される
話だ。昨年、日本橋三越であった琳派展にでてた鈴木其一の絵に
川で血のついた着物を洗う女の場面があったが、この絵巻にも
描かれていた。

版画はブランド絵師の名作がずらり揃っている。鈴木春信、鳥居清長、
喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重の絵が多く展示されている。
右の絵は広重の“江戸近郊八景之内 飛鳥山暮雪”。この雪の絵は
はじめてお目にかかった。広重は雪の絵が上手い。日本の雪
という感じがする。一番有名な雪の絵は“東海道五十三次乃内 
蒲原夜乃雪”だろうか。

浮世絵の専門家でもある作家の高橋克彦が“もし南海の孤島に行くと
した時、一枚浮世絵をもっていくとしたら、自分は広重の蒲原をもっていく
”と言ったことがよくわかるようになった。広重の風景画に他の
絵師よりも日本を感じるからだと思う。そんなことを考えながら
この絵をみていた。

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