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2005.01.30

エミール・ガレ展

Scan10040エミール・ガレ展が江戸東京博物館ではじまった。休日は混むと予想し、28日金曜日に出かけたが、それでも、会場には大勢の人がいた。ガレ人気の特徴を反映してかその8割くらいは女性。
江戸東京博物館ははじめて訪れた。デカイ建物だ。まず、博物館の器の大きさにびっくり。そして、館内に入り、展示のガレ作品に圧倒された。

ガラス作品、それもガレやラリック、ティファニーなどアールヌーボーの作家に興味を抱くようになったのは昨年の7月位から。広島にいる時はそもそも作品をみる機会がなかったのと陶磁器の方に鑑賞のエネルギーをさいてたため、ガラス工芸品への関心は薄かった。

だが、ウッドワン美術館と松江のティファニー美術館でガレやティファニーの実物を見て、ガラス作品の美しさに目覚めた。ガレについては、さらに北澤美術館で名品を沢山みたので、今はアールヌーボーに一直線である。

ガレの代表作といえるものが図録などで頭に入っていないので、展示品の質の高
さがどの位かというのはわからないが、オルセー、エルミタージュ、デンマーク王室
などいかにも高価な装飾工芸品がありそうな美術館から出展された作品に期待
値以上の感動を覚えた。

右はガレが白血病で亡くなった1904年に制作されたオブジェ“手”。オルセーの
所蔵だが、ここを訪れたときはもうゴッホやモネに夢中でガレのガラス作品が飾られ
ていたことなど知る由もない。このオブジェを2週間前のTV東京の“美に巨人たち
”がとり上げていた。他の花器や壷など綺麗なピンクや紫、緑といった色で装飾性
豊かに制作されたものに較べるとこのオブジェは地味である。

実際の手とはちょっとサイズが違う。色も肌色ではなく透明で少し黄色がかっている。
指には貝殻がついており、海藻が手にまきついている。ガレが健康を害していたと
きの作品かと思うと、ガレの揺れ動く心を映しているようにもみえる。夜、暗い部屋で
この“手”をみると不気味な感じがするかもしれない。

国内にある北澤美術館やポーラ美術館などからも、自慢の作品が多く出品されて
いる。北澤所蔵品は有名な“フランスの薔薇”、“藤文ランプ”など優品揃い。名品を
前にして気持ちがいい。出展数、質ともに二重丸の展覧会ではなかろうか。

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コメント

行くつもりはなかったのですが、
いづつやさんの文読んで
行ってみたくなりました。
「手」見たいです!

投稿: Tak | 2005.02.01 08:03

to Takさん
ガラス工芸というのは装飾品とみられがちなので、展覧会があって
も横に置きがちですね。北澤美術館で一番の名品“フランスの薔薇”
、オルセーのオブジェ“手”などいいなと思う作品が多数あるので、
かなりお得な感じのする展覧会です。北澤の図録をみましたら、現地で
見れなかった作品がかなりでてます。フランスの薔薇もありますので、
2回目の北澤行きはもういいかなと思ったくらいです。ポーラ美術館の
作品が公開されるのははじめてらしいですよ。飛騨高山からは家具がでてます。

ですから、国内にあるガレ作品が多く集まっています。現地に行
かずに見れるのは有難いです。奥さんが喜ばれるのではないでしょうか。
隣の方も満足してましたから。

投稿: いづつや | 2005.02.01 20:02

いづつやさんとTakさんのお二人が、それぞれのブログでお勧めしているので、ガレ展とミッシャ展、抱き合わせて東京へ行こうかな・・・と思案中。どうせ行くなら2月26日の桂田さんの個展にあわせて動きたいんですが、あ~スケジュール調整できるかしら?明日ちょっと画策(笑)してみます。(*^o^*)

投稿: リセ | 2005.02.03 00:04

to Lyceeさん
昨年、北澤美術館でガレのひとよ茸ランプとピンクが美しい
フランスの薔薇をみてガレにはまってしまいました。今は夢二と同じくらい
展覧会をウォッチしてます。で、海外からもいい作品がありますが、国内
からの出品もいいです。日本にはガレの名品が沢山あるんですね。驚いてます。

投稿: いづつや | 2005.02.03 00:32

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