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2005.01.25

十二ヶ月風俗図

Scan10037三浦半島の葉山町に山口蓬春記念館がある。平成3年、日本画家、山口蓬春のアトリエがあった住居を美術館にし、一般公開している。ここで今、画家が所蔵していた日本画コレクションの名品を展示している。

そのなかのひとつ十二ヶ月風俗画(重文)は東博所蔵の月次(つきなみ)風俗図屏風(重文)とならぶ月次絵の傑作である。ここのは色紙形の画面12枚に正月から十二月までの京都の公家、武家、町衆の営み、年中行事が月毎に描れている。土佐光吉(1536~1613)か
その一派の制作。

右にあるのは二月の絵で“鶯合”(うぐいすあわせ)。公家の庭先で、人々が
鶯の啼き声に耳を澄ましているところ。金雲には砂子、切箔がつかわれ、
そして地面も金泥で塗りつぶされている。服飾、髪型などの風俗は室町末から
桃山初期のもの。伝統的なやまと絵の一分野である月次絵は室町末期
には風俗画の色が強くなっている。
月々のプロフィールは正月ー歳旦風景、三月ー鶏合、 四月ー花売り。。。

月次絵や江戸初期の遊びや祭りの屏風絵、遊女や女性を描いた屏風などは
当時の社会の空気、人々の身なり、行事をうかがい知ることのできる
貴重な媒体である。

新春特別展は3/27まで開かれており、2/20までが正月~五月、
2/22から3/27までが六月~十二月が展示される。

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