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2005.01.12

S.E.N.S.

東京12チャンネルの日曜夜の番組、“ミューズの楽譜”にSENSが
出演していた。NHK・海のシルクロードのテーマ曲からSENS
のファンになった。このインスツルメント・ユニットの生み出す曲は耳ざわり、
心ざわり(こんな言い方あるか知らないが)がいい。NHKとは縁が深く、
美術番組“故宮”で使われた曲は本当にうまく出来ていた。この特集
が放映された時期、この曲はわが身の美術センスが上がった
のではないかと錯覚させるくらいのインパクトがあった。

番組ではメンバーの勝木ゆかり、深浦明彦が曲作りを語っていた。
聴いてて、やはり、この2人は特別だなと感じた。

曲作りは感動さがしからはじまるという。何かに感動したら曲ができるのだ
そうだ。ストリートで中年の男性の何か淋しげなしぐさを見て涙がでたと
勝木は言う。曲はコンピューターを使って作るらしい。そして、いい曲が
できたかどうかの判定は、作曲した勝木ゆかり自身がその曲を聴いて
涙がでたらOKとなるようだ。

癒し系インスツルメンタル・ミュージックのトップを走るミュージシャンの
ごく自然でかつ真摯な創作活動に感服した。心ざわりのいい曲が次々と
生み出されるはずだ。広々とした天空や大海原、
北極のオーロラ、探査潜水艦が運行する深海などをイメージさせる
神秘的で透明感のあるメロディーがSENSの魅力。

沢山」ある名曲のなかでとくに気に入っているのは“Birth”と
89年ベネチア映画祭でグランプリを獲得した“悲情城市”のテーマ
曲。ホウ・シャオシェンが監督したこの映画には感動したが、バックに
流れるSENSの曲もこれに一役買っている。心にしみるメロディーだった。

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コメント

いつづやさん、こんばんは。
SENSは私も大好きです。
作曲の極意を以前に何かの番組で見たことがあります。
また、なぜボーカルを入れないかというと、ボーカルには
限界があるからだと言っています。
自分のイメージに近い音域を出したくてもボーカルが入ると
その音域をあきらめなくてはならないから、だからあえて
メロディーだけにしたのだときっぱりとおっしゃっていました。

「感動さがし」・・・どんな芸術もそこから始まりますね。
私のような未熟な歌詠みは尚このこと、感動がない日は
一首たりとも詠めません。(^^;

投稿: リセ | 2005.01.13 00:16

to Lyceeさん
SENSの音楽は世界レベルで評価されてるようですね。
いま流行の韓国ドラマにもSENSの曲が使われてるという話を
ききました。ボーカルをいれない理由はそういうことでしたか。納得できます。
Lyceeさん、流石詳しいですね。

創作には大きな感動だろうが、小さな感動だろうがこれがないと
心が通わない作品になってしまいますね。歌とか短歌、詩などでは
人に伝えたい感情のあやが生まれなければ作為もありません。
また、いい短歌を作って下さい。

投稿: いづつや | 2005.01.13 19:03

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