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2004.12.08

小澤征爾とベルリンフィル

12/6、小澤征爾が顧問をつとめる水戸室内管弦楽団の一行が長岡
市の中学校を訪れ、中越地震で被害にあった人たちを元気づける
演奏会を行ったことが報じられた。ウィーンフィルの指揮者である
小澤征爾が日本に来ることがもともと決まっていたのか、わざわざ
時間を割いてかけつけたのかはわからないが、フットワークがいい。

演奏を聴いた子供たちは“すごく楽しかった。一生の思い出になる”と
はしゃいでいた。こちらも嬉しくなるいい話だ。
音楽家やスポーツ選手たちが地震で辛い思いをしている人たち
を励ましている。美しい歌声やメロデイが琴線にふれ、こころがなごみ、
カズやゴンのボールさばきやシュートが子供たちを元気づける。

小澤征爾の指揮者としての活動を今や世界中の音楽ファンが注目
している。もう超ビッグネームだ。
この人の演奏でこれまでで一番感動したのは93年のベルリンフィル
サマーコンサートである。ベルリン郊外の野外ホールで例年行われる
ベルリン子の夏の楽しみである。

曲目はチャイコフスキー、ストラビンスキー、ボロデインなどロシアの
作曲家の曲が多かった。ボロデインの“ダッタン人の踊り”、
チャイコフスキーの“1812年”が印象深い。特に1812年のラストは
非常に盛り上がり、演奏が終わると拍手の嵐だった。みんな、
素晴らしい演奏に大満足。いつもサマーコンサートをみていたが、
この小澤征爾の指揮が一番聴衆にうけていた。

また、演奏会のしめくくりは定番のリンケ作曲の“ベルリンの風”
だったが、これがまた観客に大うけで小澤征爾の合図で手をたたき、
口笛をならしていた。ボストン交響楽団の指揮を長くやり、聴衆を
楽しませる術をよく心得ている。これをみて、小澤征爾は日本の
ではなく世界中のファンに愛される指揮者だなと思った。

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コメント

いづつやさん、こんばんは。
このニュース、私もすごくいいニュースだと思いました。
コンサート開催の経緯がこちらに書いてあります。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-041206-0017.html

チャリティーコンサートといえば、こんなニュースもありましたね。
http://www.dipps.co.jp/music/berlin/main.html

どの世界でもそうですが、一流であるということは、単なる技術だけのことではなく、
志や魂、そして他者への奉仕精神も一流である人のことを言うのだと思います。

それにしても、いづつやさんは、芸術を求めて世界各地を旅しておられるんですね。
うらやましいです。また、いろいろなお話を聞かせてください。

投稿: リセ | 2004.12.08 22:17

to Lyceeさん
Lyceeさん、こんばんは。音楽はクラシックでも演歌でも
ポップスでも苦しい時は元気をあたえ、楽しいときは
さらに気持ちをハイにさせてくれます。特に災害時には
音楽は大きな力となりますね。

だいぶ昔のことですが、友人に新日本フィルのホルン奏者がいて、
当時この楽団の客員指揮者だった小澤征爾にサインを
してもらったのですが、引越しかなんかでどこかへ消えて
しまいました。残念なことをしました。

横浜に戻ってきましたので、サントリーホールなどにまた
クラシックを聴きに行きたいのですが、今は美術館巡り
のほうを優先しています。ラトルのベルリンフィルや
ヤンソンスのコンヘルトヘボーなどブランド楽団の
演奏はBS2やN響アワーをビデオにとり、楽しんでいます。

投稿: いづつや | 2004.12.08 23:39

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