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2004.12.20

サントリー美術館の薩摩切子

645サントリー美術館の今年最後の、そして赤坂見付では見納めとなる展覧会がはじまった。

この美術館には何回となく足を運んだ。展示スペースがあまり広くないため、展示品の数は多くないが、質的にはいつも期待値以上の内容であった。陶磁器、風俗画、浮世絵など数多くの名品をみせてもらった。

入場料は500円。さあ、当館のお宝を篤と御覧あれとばかりに国宝、重文
や優品のオンパレード。あれもこれも観なくてはとどたばたする位である。
会場には事前のユーザーアンケートによる“好きな作品ベスト10”が張り出
されている。これは会場に行ってのお楽しみ。

所蔵品のなかでまだ観てなかったのがいくつか残っていた。狩野山楽の
“南蛮屏風”(重文)、狩野探幽の“桐鳳凰図屏風”、鎌倉時代に作られた“浮
線綾螺鈿蒔絵手箱”(国宝)、日吉山王祇園祭礼図屏風、薩摩切子、エミー
ル・ガレの“ひとよ茸ランプ”。今回、これらが全部みれたのだから、こんなに
効率のいい展覧会はまたと無い。

南蛮屏風は思った以上の名画だ。ベスト○位のことはある。探幽の鳳凰は
生き生きしていて目の前を動いているようだ。祇園祭礼図屏風は
当時の人々の衣装、顔かたち、動き、お祭りの喧騒ぶりが仔細に描かれ
ており、時間がたつのも忘れて見入ってしまう。

この展覧会で是非みたかったのは薩摩切子。図録でここに優品があるのは
知っていたが、お目にかかるのははじめて。5、6点でていた。
右のは“藍色船形鉢”。繊細な青である。船の形がユニーク。薩摩の
殿様島津斉彬が殖産興業の一環としてはじめたガラスの製造を
薩摩切子という美術工芸にまで発展させた。この地を訪れた時、
この作品を知った。以来薩摩切子に興味をもっていたが、やっと、サントリー
美術館でいくつもみせてもらった。


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コメント

こんにちは。
数日前に行ってきたこの展覧会。
期待通りのお宝いっぱいの展覧会でした。
最後だとおもうといつも以上に真剣に
観てしまうものです。
作品自体は別になくなるわけでもないのに
何故だか不思議と気合入ります。

ここの場所、良かったですよね。
うちからだと六本木より
赤坂見附の方が簡単に行けるので
ちょっと残念ですが、
新しく広くなった美術館で
鳳凰の屏風絵また見られるとおもうと
嬉しい気持ちになります。

TBこちらに送りました。

投稿: Tak | 2004.12.26 14:54

to Takさん
こんばんは。クリスマスコンサートをお楽しみに
なったようで、いいですね。
新サントリー美術館のオープンが待ち遠しい
ですね。今回、料金がご愛顧価格の500円の上、質の高い
作品ばかりで大満足の展覧会でしたね。

薩摩切子は期待通りでしたが、ガレのひとよ茸
ランプは北澤のほうがよかったですね。Takさんと
同じ印象でした。TBさせて頂きます。

投稿: いづつや | 2004.12.26 16:40

サントリー美術館の情報有難う御座います。私も足を運びたいと思いました。

投稿: babydollr | 2007.09.05 16:12

to babydollrさん
はじめまして。書き込み有難うございます。
新装サントリー美術館は充実した企画展が
目白押しです。9/1からはじまった“屏風
展”も名品が沢山でています。

これからも宜しくおねがいします。また、
気軽にお越し下さい。

投稿: いづつや | 2007.09.05 23:11

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受信: 2004.12.26 14:51

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