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2004.12.29

金子みすゞと中島潔

654童謡詩人金子みすゞの展覧会が12月30日から松屋銀座店で始まる(1月17日まで)。金子みすゞの手帳、遺品、書簡、絵本の原画など100点が展示されるそうだ。

生誕100年を記念して建てられた<金子みすゞ記念館>を今年の8月に訪問した。この記念館はみすゞが生まれた山口県の仙崎(日本海側にある長門市)に昨年開館した。以来、全国からみすゞファンが訪れ、30万人になるという。
女性客が多い。金子みすゞの実家は書店を営んでおり、これを再現した<金子
文英堂>では2階にみすゞの部屋があり、当時のみすゞの生活がうかがえる。

<本館>ではみすゞの26歳までの生涯と作った詩が実物や写真で紹介してある。
また、データベース化された全512の詩がPCで検索・鑑賞できる。

金子みすゞの詩に詳しいわけではない。詩そのものへの理解が足りない。
この天才女流詩人の詩を知ったのは03年3月、神戸の大丸店で
開催された中島潔展。この画家の描く絵のおかげで詩人金子みすゞが
近くなった。

以前から中島潔の絵が好きで、この画家の活動に注目していたが、金子
みすゞの詩の魅力にとりつかれ、みすゞの詩をテーマに40点を描いている。
右の絵はみすゞの代表作<大漁>。鰯(いわし)の大群のなかに女の子がいる。
海の中なのに海の青はない。見方によってはかなりシュール。
みすゞの詩がいい。
  <大漁>  朝焼小焼だ
        大漁だ
        大羽鰯の
        大漁だ

        濱は祭りの
        やうだけど
        海のなかでは
        何萬の
        鰯のとむらひ
        するだろう
自然の草花、生き物や日常の出来事をやさしいまなざしでみつめ、
自然の美しさやいのちの尊さを教えてくれる金子みすゞの詩はこれからも
多くの人に愛され続けるだろう。

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「わたしと小鳥とすずと」「このみちをゆこうよ」「明るいほうへ」の3冊が、シリーズとして刊行されています。 この本が第一集だったのですが、ご紹介は最後になっ... [続きを読む]

受信: 2005.01.13 22:01

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