国芳・暁斎展
東京ステーションギャラリーで開かれている国芳・暁斎展(12/11~1/23)によってみた。このギャラリーははじめてだ。
過去、国芳の大きな展覧会を2回みたので、今回の興味は河鍋暁斎。この絵師は7歳のとき国芳の画塾に入門している。これは知らなかった。
国芳は実力浮世絵師だ。武者絵、風景画、美人画、役者絵、戯画なん
でも描ける。今回は美人画の代表作が沢山でていた。どれも魅力的。
特異な戯画は少なく、影絵と本当の場面をみせる絵は2点のみ。国芳
のハイライトは代表作“宮本武蔵と巨鯨”。この絵は何度観ても見ごたえ
がある。鯨の背の黒と波の青がいい配色となっている。一度みると
忘れられない絵だ。
暁斎の面白い絵をみつけた。鳥獣戯画にでてくるような場面を描いた
“鼠の猫退治”。猫と鼠の立場が逆転している。鼠がいつもいじめられている
猫をからめとり、弓矢を放ったりしている。猫はおとなしくなって、
鼠を背中にのせ、もう一匹はがんじがらめにされている。
この絵の隣には蛙が蛇を退治しているのがある。実に面白い。
おもわず口元がゆるんでしまう。
暁斎の名品は沢山出ている。奇才暁斎、凄い絵師だ。
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コメント
いづつやさん、
猫好きの私としては、「お~・・・・・・・・・my・god。」です。(^^;
でも、この絵の猫はちょっと怖くてイジワルそうなので、仕方ないかなぁ・・・。
現代版の「トムとジェリー」のような陽気さなら憎めないのですが・・・。
あのオマヌケなトム君がたまらなく愛しかったりします。(*^o^*)
本文と全然関係ないコメントですみません。
投稿 リセ | 2004.12.15 00:03
to Lyceeさん
猫好きのLyceeさんには心臓に悪い絵でした。すみません。
ご存知かもしれませんが、国芳も暁斎も猫が好き
だったようですね。国芳の戯画、風刺画には猫が
よくでてきます。
今回は“猫の涼み”、“おぼろ月猫の盛”、
“其まゝ地口猫飼好五十三疋”がありました。
五十三疋は説明書きを読むと知識が増えます。
日本橋の猫は二本の鰹節をなめている。
この絵には日本橋とにほんだしと書かれている。
五十三次の地名が地口(同音や似たような別の
語をあててちがった意味をしめす洒落)になっていて、
日本橋は二本の鰹節で「にほんだし」なんです。
おもしろいですね。これだから浮世絵はやめられません。
投稿 いづつや | 2004.12.15 10:40
熟読しました。
さーーてこれから出かけてきますよ~
いざ東京駅!!
投稿 Tak | 2004.12.16 12:06
to Takさん
最初の展示室にある暁斎が4時間で描いた
という“新富座妖怪引幕”にぎょっとされた
でしょう。これで暁斎世界に引きずり
込もうという狙いでしょうね。
時代が暁斎とか岩佐又兵衛のような劇画的で、
血がどひゃーと出るくらいの絵を求めているのかも
しれません。ちょっと昔なら体を退いていた
刺激的な絵のほうが、かえって魅力的に感じる
のでしょう。私もその一人ですが。
投稿 いづつや | 2004.12.16 22:22
いづつやさん。
このブログがあることは昨夜知りました。TakさんのBBSに昨夜書き込んだことをこちらにも貼り付けました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オープニングセレモニーの招待状を頂いたのですが、真昼間なので抜け出せず(前は金曜の夕方だったのに)、家内に頼んで見てきてもらう(そしてカタログをもらってきてもらう)ことにしました。その感想記(なんと私のサイトにアップしてあった)は次のようになっていました。ご参考まで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浮世絵師の歌川国芳と、暁斎のコラボレーション展で、”なんでもこいっ展だイ!”と添え書きがしてある。入ると,妖怪のような役者を描いた横長の引き幕にギョッとする。
とにかく国芳も暁斎も相当変わった画家で、二人の接点は奇想天外、エネルギーあふれた画、細かく書き込みカラフルな色彩・・・というところだ。あまり細かく見ると,とても疲れる絵だが、影絵や猫の画は面白い。
暁斎のユーモラスな骸骨がたくさん描かれている絵は西洋画のボッスを思い出した。
投稿 とら | 2004.12.17 06:53
to とらさん
書き込み有難うございます。TakさんのBBSでは
お世話になっております。最近、ブログをはじめ
まして、展覧会や音楽のことを書いております。
よろしくお願いします。
奥様のコメント、頷きながら読まさせて頂き
ました。とらさん共々文章がお上手ですね。今回は、
暁斎に焦点をあてて観たのですが、絵に力が
あり、強く印象に残ります。一度暁斎記念館を
訪問してみようと思っています。
投稿 いづつや | 2004.12.17 11:19
いやーーーーー素晴らしい展覧会でした。
しかも一本取られてしまいました。
良い罠がしかけてある展覧会ですね。
リターンマッチ決行します。必ず。
TBさせていただきました。
投稿 Tak | 2004.12.19 22:03
to Takさん
展覧会堪能されてなによりです。暁斎をねらって
まして、11日(土)の初日に行き2時間くらい
いました。国芳同様、画才の巾が広いですよね。
美人画も描ければ、風刺画、蛙や猫を登場させた
戯画も描ける。コンドルに描き贈ったという
“大和美人画”の着物の絵柄と色の綺麗なこと。
コンドルが“ヨーロッパ中世の光り輝く祈祷書にも比肩する”
と言ってるのも頷けます。
浮世絵の情報を2つ。
MARIさんのBBSに北斎の動画がみれる
すぐれものが紹介されてます。感激しながら
見てます。
太田記念美術館で来年1/4~2/26、開館25周年記念特別展
があります。2ヶ月で優品150点を見せてくれるそうです。
4日が待ち遠しいです。
投稿 いづつや | 2004.12.20 17:34